ソニーは7日に、携帯電話やデジカメなどのモバイル機器をかざすだけで、大容量ファイルをパソコンやテレビなどに高速転送できる近接無線転送技術「TransferJet」(トランスファージェット)を開発したことを発表した。 「TransferJet」では、通信したい機器同士を直接かざすだけで通信を行うことが可能で、従来の無線システムのような複雑な接続設定やアクセスポイントなどは不要となる。ホストとターゲットの関係もないため、たとえば携帯電話とパソコンの通信もできれば、携帯電話同士の直接通信も可能なシステムとなっている。データ転送速度も、物理的なレートとして560Mbpsと高速で(実効レート375Mbps)、通信状態が悪い場合には自動的に転送レートを落としながら通信を維持することもできる。また、放射電磁界を用いた従来の無線アンテナではなく、誘導電界を用いた「カプラ」が新規開発されており、近距離では高い利得を得ながら離れると急激に減衰する近接専用の無線システムとなっているため、他の無線システムに干渉を与えることもほとんどないと見られる。ちなみに中心周波数は4.48GHz帯、送信電力は−70dBm/MHz以下(平均電力)で、通信距離3cm以内を想定している。 これにより、デジタルカメラを直接TVにかざすだけで静止画を画面に映し出したり、携帯電話に携帯オーディオ端末を直接かざして音楽ファイルを転送するなど、さまざまな機器間のUniversal Interfaceとしても活用できる見込み。 なおこの技術は、現地時間7日から米国で開催されるCES Internationalにて参考展示される予定。
【Interop Tokyo 2018】「WLX313」はヤマハ初のトライバンド対応AP!接続台数や通信の安定性が向上 2018年6月14日 ヤマハは6月13日、幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2018」…
SIXPADから生まれたEMSフルボディスーツを装着!代官山に登場した近未来ジムではどんなトレーニングができるのか 2018年6月12日 代官山の街中に、SIXPADブランドから誕生した近未来型EMSトレー…