日本ヒューレット・パッカードは15日、同社のx86サーバ「HP ProLiant」シリーズにおいて、1Pエントリサーバの新世代機3機種を発売した。 タワー型エントリサーバの「HP ProLiant ML110 Generation 5」(希望小売価格49,560円〜)および「HP ProLiant ML310 Generation 5」(109,200円〜)、ラックマウント型サーバ「HP ProLiant DL320 Generation 5p」(94,500円〜)の3機種で、いずれもクアッドコア インテル Xeonプロセッサ1基を搭載可能となっている。このうちML110 G5 については、HP Directplus より12月初旬に販売開始予定。 「HP ProLiant ML110 Generation 5」は、HP ProLiantのタワー型エントリサーバとして初めてクアッドコアプロセッサが搭載可能になった他、最大6.4GB/秒のメモリ規格を採用、小規模なオフィスや部門のサーバとして最適なタワー型サーバとのこと。 「HP ProLiant ML310 Generation 5」は、遠隔管理機能iLO2の標準搭載、管理ソフトウェア対応など、管理性を重視したタワー型エントリサーバで、ML310で初めて冗長電源を搭載したモデルとなっている。 「HP ProLiant DL320 Generation 5p」は、内蔵できるSAS/SATA HDD(ハードディスクドライブ)数が前世代(G5)の2基から4基に倍増し、より多くのデータを保存できるようになった1Uラックマウント型サーバ。遠隔管理機能のiLO2(Integrated Lights Out 2)を標準搭載し、HP SIM(Systems Insight Manager)を始めとする管理ソフトウェアにすべて対応する。 なお同時に、HP ProLiant用ソフトウェア関連オプションとして、「SUSE Linux Enterprise Server サブスクリプション (24時間テクニカルサポート付)」(199,500円〜)および「HP Server Migration Pack Universal Edition」(17,850円〜)が発表された。また同日、ミッドレンジサーバにおいてもクアッドコア インテル Xeonプロセッサ5400番台を搭載したモデル、「ML350 Generation 5」「ML370 Generation 5」「DL360 Generation 5」「DL380 Generation 5」「BL460c」「BL480c」の6機種が発売開始となっている。出荷は12月中旬より。