日本テキサス・インスツルメンツは10日、DVIおよびHDMI向けに、新型ビデオ・スイッチ「TMDS351」および「TMDS251」の2品種を発表した。 「TMDS351」が3対1ポート、「TMDS251」が2対1ポートで、ゲーム機器、デジタルビデオ機器、セット・トップ・ボックス、DVDプレイヤーなどから入力される複数のデジタル・ビデオ信号を、1個のHDTVディスプレイに接続できるようにする。 「TMDS351」「TMDS251」は、1ポートあたり4個のTMDS(Transition Minimized Differential Signaling、映像信号のデジタル伝送方式)信号チャンネル、1個のホット・プラグ・ディテクタおよび1個のデジタル・ディスプレイ制御インターフェイスを内蔵。個々のTMDSチャネルは最高2.5 Gbps(ギガビット/秒)の信号伝送レートをサポートしており、12ビット・ ディープカラー、1080pの解像度を実現可能となっている。TMDSレシーバ入力にはオン/オフ可能な50Ωの終端抵抗も内蔵されており、外付けの終端抵抗は不要となる。また「TMDS351」「TMDS251」はいずれも、共通のパッケージおよびピン接続で、3ポートと2ポートのHDMI入力向けに共通のプラットフォームを迅速に開発できる。 「TMDS351」「TMDS251」の各HDMI/DVIスイッチは、選択可能なレシーバのイコライゼーションを提供することから異なる入力ケーブル長に対応できるほか、8kV(キロボルト)のESD(静電気放電)保護、省電力動作などもサポートする。 「TMDS351」「TMDS251」はすで出荷中で、TIおよび販売特約店にて供給される。パッケージは64ピンTQFPで、1,000個受注時の単価(参考価格)は「TMDS351」が2.50ドル、「TMDS251」が1.60ドルとなっている。
【Interop Tokyo 2018】ネットワーク機器をクラウド管理!ディーリンクジャパンからIoT時代の新提案 2018年6月14日 ディーリンクジャパンは6月13日、幕張メッセで開催中の「Intero…