1954年の誕生以来およそ60年、「ゴジラ」をテーマにした映画は数多い。日本映画専門チャンネルは、「【総力特集・ゴジラ】ゴジラ還暦」と銘打ち2014年3月より、これまで登場した「ゴジラ」映画を余すところなく放送する。その数はなんと30作品に及ぶ。2014年7月25日に、ハリウッドで生まれた新作映画『GODZILLA』の公開を記念したものだ。放送にあたっては、今回初登場となるハイビジョンリマスター版となる。ハイビジョンリマスター版は2014年が、初代のオリジナル版『ゴジラ』の公開から60周年を迎えることを記念して制作された。きれいになった映像で鑑賞すると、また新しい発見もあるかもしれない。日本映画専門チャンネルは、スカパー!、各ケーブルテレビ、ひかりTVほかで放送されている。放送は2014年3月5日より開始される。毎月“5”が付く日に年代順に放送し、再放送も含めて1年間にわたってゴジラを盛り上げていく。キングコング、モスラ、エビラ、ガバラ、ヘドラ、ガイガン、メガロ、メカゴジラなどといった昭和シリーズからまず始まる。そして、ビオランテ、キングギドラ、スペースゴジラ、デストロイアなどの平成シリーズ、さらにメガギラスなどのミレニアムシリーズと、数々の名勝負が再演される。全28作品だけでなく初代の海外公開版となる『怪獣王ゴジラ』、そしてハリウッドで制作され、1998年に公開された『GODZILLA』を加えた全30作品の完全放送になる。まさに様々なかたちで表現された「ゴジラ」が一堂に揃うことになる。また放送にあたっては、「ゴジラ」の歴史や作品の魅力を伝える番組も制作する。様々なスペシャル企画とともに、日本が世界に誇るキャラクターの還暦を盛大に祝う。このほかにも「ゴジラ」シリーズは、数々の企画が相次ぐ。12月18日にキャラクターサイトがオープン、東京・神保町シアターにて3月8日から4月11日まで全28作品一挙上映、6月7日から7月4日まで全国約80館にて初代のリバイバル上映と話題が尽きない。[真狩祐志]