ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントは10日、実験サイト「gooラボ」において、無線LANで使われるWi-Fi電波から位置を測定し、地図上に現在位置を表示するサービスに関する実証実験を開始した。 この実験はソネットエンタテインメントの連結子会社である「クウジット」の協力により行われるもので、PCにて受信したWi-Fiの電波から現在地を推定するクウジットの「PlaceEngine」を活用し、Wi-Fiの電波を受信したPCにおいて現在位置を地図上に表示するという。 この方法の特徴として、携帯電話等に使われているGPSでは電波が届かない屋内や地下街などでも現在位置を把握できることが挙げられる。NTTレゾナントでは今回、Wi-Fi電波による現在地推定技術を利用することで、無線LANサービスが提供されている市街地などについて、現在地周辺の地図や情報を素早く取得できる利便性の高い地図サービスへのニーズや求められる機能について検証を図っていくとしている。 なお、同実験には「PlaceEngine」のサイトから専用ソフトウェアをダウンロード後、インストールし、gooラボの「エリア情報検索実験」のコーナーにアクセスすることで誰でも参加することができる。 ただし、位置情報についてはPlaceEngineのサイトに登録されているエリアのみとなっており、現在は首都圏および国内主要都市のデータが蓄積されているという。しかし、専用のクライアントソフトによりユーザーが位置情報などを登録できるようになっているため、登録の拡大に応じて位置測定可能なエリアが拡大していく仕組みだとクウジットでは説明している。
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