発売日を迎えた工人舎のミニノートPC「KOHJINSHA SH」シリーズ。今回はWindows Vista Home PremiumにOffice搭載の「SH6WP10F」が手に入ったので、一足先にその実力をチェックしてみた。 さっそく起動させてみる。編集部での実験では、電源を入れてからデスクトップが表示されるまでで、約2分30秒。しかし、起動後のソフトの動作はおおむね快調で、ワードやエクセルなどを使っていても、イライラさせられることはなかった。 Windows Vista Home Premium搭載モデルを用意しているだけあって、グラフィック性能はしっかり強化されているという印象。ワンセグ放送もコマ落ちなどを感じることもなく、ワードなどほかのソフトを使いながらでもスムーズに動作した。実験しながら、実際に本機で原稿を書いていたのだが、つい見入ってしまって仕事が進まなかった。これは誤算だ。 あえて注文をつけるなら、CPUの性能だ。処理速度がもう少し上がれば文句なしというところだが、遅いといってもデスクトップPCに比べて感じるだけで、使っていてストレスを感じるというレベルではない。現時点でこの価格にこの性能は非常に魅力的だ。 実機の返却期限まであと数日。正直いって、返したくないなぁ。