日立製作所(日立)は16日、同社の新たな統合ストレージソリューションコンセプト「Services Oriented Storage Solutions」に基づく第1弾製品として、ディスクアレイによる仮想化技術の進化によりボリューム容量仮想化を実現させた新ディスクアレイサブシステム「Hitachi Universal Storage Platform V」を発売した。価格は1億1,052万3,000円から。 ボリューム容量仮想化は、ストレージ全体の使用効率を向上するため、サーバ・アプリケーションからの書き込みデータ分のみ、実記憶容量を使用するという機能。ストレージ容量の使用を必要な分のみに最適化できるようになるため、これまでデータが書き込まれていなかった実記憶領域を有効に利用できるのが特徴となっている。 同社ではこの機能により、ユーザによる容量設計が不要となることから、ストレージへの投資対効果の向上と、管理コストの大幅な削減が可能になるとしている。また、同製品とあわせて機能強化されたストレージ管理ソフトウェアとストレージサービスを組み合わせたソリューションも提供していくとしている。