ディアイティ(dit)は9日、フルハイビジョン対応でなめらかな再生を実現するための、リアルタイムコミュニケーションシステム構築向け「H.264準拠ソフトウェアコーデック」を開発したと発表した。 この本コーデックは、次世代の標準動画方式「H.264」を利用したリアルタイムコミュニケーションの実用化を目的として開発されたもので、従来のMPEG2方式と比較して2倍以上の圧縮率と、毎秒30フレームのスピードで描画することが可能だという。これにより、違和感のない滑らかな動画を伝えることができ、専用ハードウェアなしで高品位テレビ会議システムなどのシステム構築が可能になるとしている。 また、本コーデックはライブラリツール群として提供されるため、組み込みシステムとしてのOEMや、これを利用した受託開発製品としても提供できるようになっている。