今回発表されたのは、単機能のインクジェットプリンタ「HP Officejet Pro K5300」「HP Officejet Pro K5400dn」「HP Officejet Pro K5400dtn」の3機種と、複合機「HP Officejet J5780 All-in-One」「HP Officejet Pro L7380 All-in-One」「HP Officejet Pro L7580 All-in-One」の3機種の合計6機種。インクジェットといえば家庭用で、ビジネスではレーザープリンタというのが主流だが、このラインアップが狙うのは2つの需要がクロスオーバーする個人事業主などの市場だ。レーザーより安価で、ビジネスユースにも耐えうる印刷精度とスピードを備えるモデルの投入で、100万から150万台といわれるSOHO市場獲得に意欲を見せる。
●HP Officejet Pro K5300 「HP Officejet Pro K550」の後継機にあたる、A4インクジェットプリンタのスタンダードモデル。印刷速度はモノクロで最大36枚/分、カラーで35枚/分。K550(モノクロ37枚/分、カラー33枚/分)に比べ、カラー印刷のスピードが向上。モノクロはやや速度が落ちているが、これは印刷精度の安定性の向上をはかったためだという。
インターフェースはUSB2.0のみで、ネットワーク接続には非対応。本体サイズは幅495×高さ207×奥行き382mm、重さは約8.8kg。電源アダプタを外付けにしたことでK550から奥行きサイズがややコンパクトになっている。対応OSは、Windows Vista/XP/2000、MacOS X 10.3.8/10.4以上。
価格はオープンで、同社直販サイトでの価格は19,950円。
●HP Officeje Pro K5400dn K5300の上位機種。自動両面印刷に標準対応し、有線LANポートを備える、よりビジネスユースに適したモデルになっている。