日本ヒューレット・パッカード株式会社は(以下HP)4月12日、HPとしてはじめてのAMD製プロセッサ AMD Optronを搭載したタワー型サーバ「HP Proliant ML115」を発表、同日東京本社にて新製品説明会を行った。 コンパクトなタワー型筐体を採用し、価格性能比に優れたAMD製プロセッサーを使用することで最小構成3万円台という低価格を実現したこの製品は、数名の小規模オフィスにおけるプリンタ/ファイル共有サーバや、数十名以上の中規模企業における部門単位のグループサーバなどの使途を想定しているという。 また、LANやインターネットを介して自宅や外出先からもサーバの状態を監視、メンテナンスできるLights-Out100ボードもオプションで用意される。受注は本日からHP DirectplusおよびHPダイレクトパートナー経由で行われ、商品出荷開始時期は4月17日、受注から4営業日で出荷されるという。 また、今回の発表と同時に現行のAMDプロセッサ搭載製品本体22機種と、インテル製プロセッサを搭載したタワー型エントリーサーバ「HP ProLiant ML110」の価格改定も発表された。●主なスペック製品名HP Proliant ML115 最小構成価格39,900円(税抜き 38,000円)プロセッサ デュアルコア AMD Optron プロセッサ1216(2.4GHz) デュアルコア AMD Optron プロセッサ1210(1.8GHz) シングルコア AMD Optron プロセッサ3500+(2.2GHz)RAID5対応のオンボードSATAコントローラSmartアレイE200コントローラ(オプション、SASハードディスク用)PCI Express x16、PCI Express x8 スロット搭載遠隔管理向けLights-Out100cボード(オプション)コンパクトなサイズ 36.7 × 17.5 × 42.6cm (高さ/幅/奥行き)余裕の拡張性 メディアベイ×2 (光学ドライブ、USB DAT) HDDベイ×4(SATA、SAS) 拡張スロット×4その他、USBテープドライブ、UPSなどの各種オプションに対応