発表の冒頭で慶應義塾大学の村井純氏は、デジタルデータの伝播において現在はケーブル、ワイヤレス、放送波の3つの武器を我々は持っており、これら3つをインターネット上で組み合わせたときに新しい社会基盤の環境を整えることができると述べた。また、KDDIの安田氏は、同社が昨年発表した、オールIP化による移動と固定の通信網を統合する「ウルトラ3G」構想以降、今春にはワンセグ対応携帯電話を発売、さらに来月はデジタルラジオ対応携帯電話機を発売予定であり、今回の発表は同社の移動と固定に放送を加えたFMBC(Fixed Mobile Digital Convergence)に合致したものであることに言及した。