日本電気(NEC)は14日、ドットインパクトプリンタ「マルチインパクト」シリーズとして、物流などの伝票印刷出力業務に適したシリアル型「マルチインパクト700LX2」と、大量の複写帳票を1度に印刷するのに適したライン型「マルチインパクト750/210A」を11月15日に発売すると発表した。また、基本性能が「マルチインパクト750/210A」と同等で、Express5800シリーズ向けのライン型ドットインパクトプリンタ「KLP210CM2」も併せて発表した。 新ラインアップの製品は、有害な鉛を含まない「鉛フリーはんだ」を使用したプリント基板を新規採用しているほか、六価クロムレス鋼板、再生プラスチックなど環境にやさしい素材を積極的に採用しているのが特徴。 また、マルチインパクト700LX2においては、待機時の制御改良により従来機種の「マルチインパクト700LX」に比べ消費電力を約1/3削減しているのに加え、詰め替え可能なインクリボンカートリッジを採用することで廃棄物やランニングコストの削減が図られている。 このほか、印刷完了やエラー発生、紙詰まりなどプリンタの状態を手元のPCからリアルタイムに把握したり、複数プリンタの状態を一覧表示可能なプリンタ状態監視ソフト「PrinterSignalStation」を今回発表された全モデルに同梱。マルチインパクト750/210Aでは、用紙切れなどプリンタの状態が離れた場所からでもひと目で分かる「パトライト」装着モデルも発売される。 今回の新ラインアップは以下のとおり。・マルチインパクト700LX2:197,400円(出荷時期:12月5日)・マルチインパクト750/210A:1,459,500円(出荷時期:11月21日)・マルチインパクト750/210A(パトライトモデル):1,680,000円(出荷時期:11月21日)・ラインプリンタ[N1153-027](KLP210CM2):1,459,500円(出荷時期:11月30日)※お詫びと訂正:3段落目『マルチインパクト700LX2においては、待機時の制御改良により従来機種の「マルチインパクト700LX」に比べ消費電力を約1/3削減』の箇所について、初出時『消費電力を約1/3に削減』と誤って記述しておりました。ここにお詫びし訂正させていただきます。