オプティムは3日、讀賣テレビ放送(よみうりテレビ)が、知的財産権を侵害するWebページやデジタルコンテンツを24時間監視するシステム「ZENIGATA」を導入した、と発表した。 ZENIGATAは、登録されたキーワードを元に人工知能アルゴリズムを用いて知的財産権を侵害しているコンテンツを24時間検索するシステム。オークションサイトなどで販売されている個人で録画した番組や海賊版ビデオや、Webページにある知的財産権を侵害する画像や映像などを監視する。 つねに検索を行っているため、オークションサイトであっても出品されたタイミングで発見できるというのが特徴。また、同アルゴリズムにより、利用すればするほど検索精度(重点検索箇所や検索ワードの自動追加など)が増していき、より手間のかからない運用が可能になるとしている。 発見されたコンテンツは危険度に分けて専用のWebページから確認でき、さらに警告メールを該当者に対して送付できる。また、発見されたWebページごとにステータスを登録できる管理機能も搭載されている。 オプティムでは今後、放送業界、音楽業界、ソフトウェア業界など知的財産権の侵害が問題になっている企業や団体に対して同システムを提供することで、インターネット上での知的財産権保護の促進に貢献していくという。