IP.net3日目には「自動車向け情報サービスの成否を占う」と題する講演が行われた。その中で、インターネットITS協議会の目黒浩一郎氏は「国のITS政策に依存しすぎたため、民間がチャレンジ不足になったのではないか」と指摘した。
KDDIが提供する携帯電話サービス「au」は、今後は携帯電話の伸びが期待できないとして、トヨタのテレマティクスサービス「G-BOOK」の車載端末などに通信モジュールと接続サービスを提供している。しかしIP.net JAPAN 2003での講演で、組み込みモジュールでの展開を拡大することにより携帯電話の販売奨励金制度「インセンティブ」のビジネスモデルから脱却したいというKDDIの思惑が見えてきた。
NTT東日本とNTT西日本はそれぞれ、平成15年度の事業計画について認可申請を行った。これにあわせて概要が公開されているが、その中で目を引くのが加入者光ケーブル(いわゆるFTTH)の計画数だ。
コンテンツプロバイダのアットネットホームは、2003年秋冬ニューヨークコレクションを@NetHomeコンテンツとして配信する。
インフィニオンテクノロジーズ(独)は、次世代VDSLチップセット「VDSL5100」を発表した。距離500mでは「下り70Mbps/上り50Mbps」または「上下対称60Mbps」という非常に高速な一方、距離1.2kmでは対称10Mbps、距離4kmでも対称4Mbpsを実現する。
NTTドコモが提供する公衆無線LANサービス「Mzone」は、東京・神奈川の7ヵ所であらたにアクセスポイントを設置した。
関西ブロードバンド(h555.net)は、あらたに姫路市内の2局舎、広畑局、網干局でADSL接続サービスの提供を開始した。
シャープは、デュアルバンド(2.4GHz / 5GHz)対応の高利得パワーアンプ「IRM042U」を発売した。デュアルバンド対応により、IEEE802.11a、11b、11gという3つの無線LAN規格に1チップで対応できる。
DDIポケットは、AirH”対応の新しい電話機タイプの端末「AirH”PHONE(エアーエッジフォン)」を4月より導入する。POP3 / SMTPに対応したメール機能や、CompactHTML対応のウェブブラウザを搭載、USBケーブルでPCと接続することもできるというモバイル最強に近い端末となる。
ヤフーは、公衆無線LAN「Yahoo! BBモバイル」に、新たに7ヶ所のアクセスポイントを追加した。
エキサイトは、3月1日より中央競馬開催の全レースをストリーミング配信する「エキサイト競馬データセンター」を開設する。利用料は、一般会員が月額1,500円、BB.excite会員が月額1,000円。
リンクシス・ジャパンは、IEEE802.11g対応の無線LAN製品「Wireless-Gシリーズ」の国内販売を開始した。802.11gは、2.4GHz帯の電波を使って最大54Mbpsの通信をおこなえる規格で、現在標準化が進められている。
Panasonic hi-hoは、東京電力のFTTH回線とアッカ・ネットワークスのADSL回線を利用した3つの新サービスを提供すると発表した。
総務省は、2003年1月末時点でのインターネット利用者数について速報値を発表した。ブロードバンドサービス(DSL、FTTH、CATV)の加入者数は合計で約834.5万人で、一ヶ月間の増加数はおよそ54万だった。
トレンドマイクロは、個人向けのセキュリティソフト「ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ」をダウンロード販売で購入したユーザ向けに、ホームセキュリティグッズをプレゼントするキャンペーンを実施する。
平成電電が提供するADSLサービス「電光石火」が愛知、大阪、兵庫の3府県で新たに26のNTT交換局を開局した。
AIIは、実用英語技能検定(英検)の受験対策コンテンツ「英検全問題 for AII」の有料配信を開始した。利用料は30日間で500〜600円。
バンダイチャンネルは、3月1日オープンのブロードバンドユーザ向け新サービス「BBMODE(ビービーモード)」に、コンテンツパートナーとして協力する。
有線ブロードネットワークスは、個人、法人、マンションサービスの予約受付エリアとして、あらたに北海道札幌市の白石区と豊平区を追加した。
北陸通信ネットワークは同社の「HTNet ADSL」で、3月上旬の開局を予定していた一部交換局で予定を繰り上げてサービスを開始した。
公衆無線LAN「FREESPOT」は、愛知県、山形県、神奈川県の3県で新たにアクセスポイントを追加した。
TikiTikiインターネットは、アッカ・ネットワークスのADSL回線を利用した新コース「TikiTikiADSLコース ACCAプラン 1Mタイプ」を、4月1日より提供する。本サービスは、3月12日から9月30日までに申し込んだユーザに限定して提供される受付期間限定サービスだ。
イー・アクセスは、2月下旬を開局予定としていた9交換局を予定通り、サービスインした。このうち、千葉県と福岡県では12Mサービスが開局当初から行われるが、広島県、熊本県では今のところ1.5M/8Mでの運用となる。
「IP.net JAPAN 2003」では、PC以外の機器向けのセミナーも開催されている。その中で、家電の将来を扱った「ネットワーク家電の可能性を探る」の模様を2回に分けてレポートする。後編の本稿では、マイクロソフトの戦略とエコーネットコンソーシアムの思想を紹介する。