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AirH PHONEは、PHSとしての「通話」から単体ネットアクセス、PCとつないでのネットアクセスまで1台でカバーする。PCとの接続はUSBでおこなうが、市販のA-miniBタイプのケーブルでつなぐことができる(日本無線AH-J3001V/3002V使用時)という手軽さ。電話帳やメールのPCへのバックアップが可能なほか、USB給電による端末への充電も可能だ。
なお、AirH”PHONE単体でのネット利用ではセンター経由のアクセスとなり、パケット代が別途必要となる。その料金体系は以下のとおり。
料金コース | AirH" PHONEセンター | 「オプション メール放題」 を契約してEメールの定額 利用が可能なコース | |
Eメール | サイト | ||
つなぎ放題コース +オプション128 | 使い放題 | 0.01円/パケット | (契約の必要なくEメール定額) |
つなぎ放題コース | (契約の必要なくEメール定額) | ||
パケコミネット | 20万パケットまで無料 超過時0.03円/パケット | ○ | |
ネット25 | 0.1円/パケット | ○ | |
スーパーパックLL | 使い放題 | 0.1円/パケット | (契約の必要なくEメール定額) |
スーパーパックL | 0.1円/パケット | ○ | |
スーパーパックS | ○ | ||
標準コース | ○ | ||
昼得コース | × |
なお、今回発売される2種類の端末、「AH-J3001V」「AH-J3002V」では、128kパケット通信はサポートされず、パケット通信は最高32kbps、PIAFSは最高64kbpsでの通信となる。(したがってこの端末を購入した場合、料金コースとしては「つなぎ放題コース+オプション128」の契約はできない)
また、AirH PHONEの投入にあわせて、情報料回収代行サービスのポータルサイト「CLUBAirH”」もオープンされる。これはAirH”PHONE、PDA、PC向けの有料コンテンツポータルでニュースやエンターテイメントコンテンツなどが楽しめる。
第一世代の端末で128kbpsパケットがサポートされないことを除けば、AirH”PHONEで残念なのはカメラ内蔵が必須項目でないという点か。日本無線から発売される2タイプのAirH”PHONE端末は、いずれも従来のデジタルカメラユニット「Treva」の外付けでの対応にとどまっており、最近の携帯電話に慣れたユーザには物足りなく映るかもしれない。とはいえ、データ通信の利用が中心ならかなり魅力的な端末であろう。
2003/2/28 18:10 訂正しました
初出の記事中で、AH-J3001VおよびAH-J3002Vでも128kbps通信が可能であるかのような記述をしておりましたが、実際にはこれら2機種は128kbpsパケット通信を行えません。読者の皆様ならびに関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。お詫びして訂正いたします。