富士通研究所は、ネットワーク性能の劣化と、その原因のか所が特定できる診断技術を開発した。すでに実環境で検証作業が行われており、実際にネットワーク上の異常なルータや劣化したアクセス回線を特定するなど実績を上げている。
シスコシステムズは、Actona Technologies, Inc.の買収に関する契約を締結したと発表した。シスコが未保有のすべてのActona株におよそ8,200万ドルを支払うという内容。Actonaは、WAN環境におけるファイルストレージの分散管理ソフトウェアを開発している。
ソフトバンクBBは、6月24日より第3世代移動通信「TD-CDMA」の実証実験を開始したと発表した。6月22日に実験局本免許を取得したことを受けてのもの。
現在総務省がおこなっているIMT-2000高度化方策作業班において、イー・アクセスは米Navini Networks社の開発した「TD-SCDMA(MC)」方式を提案している。TD-CDMA方式よりもカバーエリアが広く、電波環境の変化の影響を受けにくいのが特徴だという。
展示に続いて開催された講演では、ECHONETの現状と取り組み、開発支援環境などが披露された。
T-Engineフォーラムとサン・マイクロシステムズは、T-Engine上にJava2の実行環境を実装した。実装されたのは、組み込み機器向けのJava 2プラットフォームである「Java 2 Micro Edition(J2ME) CDC/Founda tion profile」だ。
NECは、個々の無線ノードが自律的にネットワークを構築してデータを転送することができる「アドホック・マルチホップセンサーネットワークシステム」を開発した。広域環境モニタリング用のセンサー端末にこのシステムを使用することで、名刺サイズの小型太陽電池でも環境モニタリングが可能となる。
マクロメディアは、Webコンテンツの開発環境5製品の最新版を発表した。価格は、開発ツールをセットにした「Macromedia Studio MX 2004」が98,000円など。
NTT東日本は、「デスクトップパートナー」と呼ばれるデスクトップ常駐型の情報収集ソフトウェアを開発、実証実験を開始する。実証実験は4月1日より、NTT-Xの運営するポータルサイト「goo」でおこなわれる予定で、参加は無料。
ソフトバンクグループのビー・ビー・ケーブルは、Yahoo!BBのADSL回線を使ったテレビ放送サービス「BBケーブルTV」の現状について発表した。現在のところ、東京23区でソフトバンクグループの社員モニターによる実証実験が進められており、10月下旬以降に東京23区のYahoo!BBユーザの中から無料モニタを募集する予定だという。
ソフトバンクグループとスターバックスコーヒージャパンは、5月31日より、スターバックスコーヒーの店舗内で「Yahoo! BBモバイル」の実証実験を開始すると発表した。実験は、スターバックスのうち29店舗で6ヶ月間実施される。
マイクロソフトは、公立学校のコンピュータ利用とネットワーク化の促進を目的とするコンソーシアムを設立し、まずは岡山市の小学校2校をモデルに実証実験を開始する。
富士通研究所は、無線LANやPHS、次世代携帯電話など、さまざまなインターネット接続を、環境に応じて自動で切り替える「シームレスローミング」技術を開発したと発表した。通信中に使用するネットワークが変更されても、とぎれずにデータ転送が継続されるという。
ソフトバンクグループのビー・ビー・テクノロジーとヤフーは、IEEE802.11bを使った下り最大8Mbpsの無線インターネット接続サービス「Yahoo!BBモバイル」の商用サービスに向け、実証実験を開始する。接続料金はADSLの「Yahoo!BB」と同額の2,280円を予定している。
WWWブラウザでプロクシを設定して利用している環境で、不正なJavaアプレットが通信内容を任意のホストに転送して通信が覗かれてしまう、というセキュリティホールは、Javaの開発元であるサンマイクロシステムズのソースベースに起因する不具合で、Windowsのほか、SolarisやLinux上のJavaVMにも影響があることが明らかになった。
宇宙開発事業団(NASDA)とJSATは、衛星回線を利用した高速インターネット環境構築に関する利用実験を共同で実施すると発表した。
東宝と川重テクノサービスはこれまで、NTT西日本の協力のもと、分散データベース環境下でのコンテンツ流通管理機能実現のためのシステム開発を進めてきた。3社は、このシステムのコアとなる技術の有効性をサービス面および技術面から検証するために地域密着型コミュニティーサイト「映画の花道」を開設し、11月1日より来年3月31日までの間、iモードを含むWebサイト上での実証実験を行うと発表した。
NTT-MEとアイドック、Secure Mediaの3社は、ブロードバンド環境での有料コンテンツ配信向けに、暗号化されたセキュア映像配信システムを開発し、7月30日よりサービスの提供を開始すると発表した。Secure Media社が開発した「Indexed Encryption」方式は、暗号化時の負荷の軽いのが特徴。NTT-MEのXePhion映像配信サービス「PrimeStage」の付加サービスとして提供される。
セガは、インターネットゲーム「ぐるぐる温泉」シリーズの最新版「ぐるぐる温泉2」のドリームキャスト版を8月に発売すると発表した。DC内蔵のアナログモデムの他、ブロードバンドにも対応している。開発元はオーバーワークスで、ネットワーク対戦環境はISAOが提供する。今回の「ぐるぐる温泉2」では異なるゲーム機でもネットワーク対戦が楽しめるようにするとのことで、DC版に続いてプレイステーション2版も予定されている。