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K-POP界に異変!?NewJeans、新アルバム制作が停滞しワールドツアー計画は赤信号

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NewJeans (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
  • NewJeans (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)

 人気K-POPガールズグループ・NewJeansの“今後の活動”に、いよいよ危険信号が出始めた。

 日本テレビ系『ニノさん2時間SP』でのバラエティ番組初出演や雑誌「SPUR」(2025年1月号)の表紙起用、年末にかけては日本テレビ系「ベストアーティスト2024」やフジテレビ系「2024 FNS歌謡祭 第1夜」など音楽番組、「COUNTDOWN JAPAN 24/25」出演など、日本メディアへの露出が急増しているNewJeans。今年6月には東京ドームにて単独公演を果たし、今年11月に発表された『第66回 輝く!日本レコード大賞』では「優秀作品賞」を受賞するなど、日本における音楽活動はとてつもなく順調だ。

 しかしその一方で、活動の拠点・韓国での音楽活動はかなり大きく停滞している。「Ditto」や「OMG」、「ETA」など楽曲が世界中の音楽チャートを席巻し、その楽曲の数々はSpotifyなど音楽配信サービスで“億超え再生”を連発。昨年末に開催された数々の音楽アワードでは、大賞級の賞を総なめにしていたせいか、まったく気づかなかったが、2024年にNewJeansが韓国で新曲リリースにおける音楽活動を行っていたのは、たった1回だけ。さらにアルバムは、2023年7月にリリースされた「Get Up」以来、発売していない状況なのだ。

 グループによって差はあるが、K-POPグループは年2~3回は新曲をリリース。新曲をPRする活動を、音楽番組の出演やライブツアーの開催など多彩な音楽活動を通して行うのが通例だ。また、グループの公式YouTubeチャンネルで公開する映像コンテンツとして、新曲をさまざまなアレンジでパフォーマンスしたり、多数の衣装パターンで踊る姿などを撮影して公開するなど、自分たちの存在と音楽を露出することに膨大な時間と労力をかける。

 そんな頻度で新曲リリースが行われるK-POP界で、NewJeansが音楽活動を韓国で行ったのは、今年5月に発表したシングル「How Sweet」と、その収録曲「Bubble Gum」をリリースしたときの“たった1回”のみ。

 少ない音楽活動のせいか、先日行われた「2024 MAMA AWARDS」でNewJeansが受賞したのは、ファン投票によって10組のアーティストが選出される「FANS’ CHOICE FEMALE TOP 10」のみだった。

 昨年行われた「2023 MAMA AWARDS」では、Artist of the YearとSong of the Yearの2つの大賞を受賞し、さらに「ベスト女性グループ賞」、「ベストダンスパフォーマンス女性グループ賞」を受賞し、“四冠達成”という快挙を成し遂げたNewJeans。今年もArtist of the Yearなど様々な部門でノミネートはされていたが、受賞には至らず、昨年の無双っぷりから比べると、どこか拍子抜けしてしまう結果となった。

 NewJeansの音楽活動の停滞は、彼女たちの“生みの親”ミン・ヒジン氏とHYBEの対立騒動が大きく影響している。対立の泥沼化によって、下半期に発売予定だったニューアルバム制作は停滞。さらに予告されていた、2025年のワールドツアー計画は、その進捗すら話題に挙がらないほど存在が消えかけている。

 新曲をリリースしていないことから、韓国では音楽番組への露出も激減。今後彼女たちのパフォーマンスが見られる予定は、授賞式で行われる単発のステージくらいしか公式では発表されていない。しかもそのステージ数は、現状、12月では「2024 Music Bank Global Festival」、「2024 Asia Artist Awards」、「SBS歌謡大祭典」のたった3回。音楽番組への出演が相次ぐ日本とは、正反対の状況が韓国で起きているのだ。

 韓国をはじめ、NewJeans人気は今も凄まじい。今後の音楽活動を願う「NewJeans Never Die」というハッシュタグが、SNSで世界中に拡散されるほどであるし、彼女たちを支持するファンの数は、他グループに比べても別格だ。しかし、ヒジン氏とHYBEの対立により音楽活動は停滞。さらに先日ヒジン氏は彼女たちの所属事務所「ADOR」を退社、NewJeansはヒジン氏のADORでの代表復帰をHYBEに要求していたことから、ヒジン氏のいないADORに彼女たちが残るのか注目が集まっている。

 いっそのこと、NewJeansもADORを退社して、ヒジン氏と新たな事務所を立ち上げて、活動を続ければいいじゃないかと思うが、それは非常に難しい道だ。まだデビューして2年ほどしか経っていない彼女たち。ADORとの契約期間が5年ほど残っていることから、退社の際は違約金が発生する可能性があり、その額は、一部韓国メディアでは数百億円に達すると報じられている。またさまざまなイメージキャラクターや広報大使、さらにはメンバー全員がグッチやルイ・ヴィトンなど世界的ハイブランドのアンバサダーを務めていることから、事務所退社はこれらの活動にも影響が及ぶだろう。またヒジン氏は退社こそしたが、対立騒動中に発言した言葉などを理由に、LE SSERAFIMやILLITの所属事務所から告訴されており、騒動はまだ続きそうだ。彼女たちのポテンシャルの高さはもちろんだが、新曲リリースやライブツアーの開催、ハイブランドのアンバサダーや広告モデルなど多方面での活動は、韓国での音楽活動があるからこそ成り立つ。

 先日韓国で行われた、「第1回 KOREA GRAND MUSIC AWARDS」で、「正直、いつまでNewJeansでいられるか分からない」、「たとえ、私たちがNewJeansではなくなったとしても、“NewJeans Never Die”」など、今後の活動を示唆するようなスピーチを残したNewJeans。下半期の新アルバム発売もワールドツアーの詳細発表も、世界中のファンたちが楽しみに待っていた。そして、そんなファンたちはNewJeansが笑顔で活動できる未来を願っている。一体、NewJeansは今後どうなってしまうのか?未来がどうなるか分からないが、現状は少なからず“危機的状況”であることは間違いない。

《山田有真》
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