笹野高史が、22日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でターニングポイントとなる作品を明かした。
それが、山田洋次監督の映画『武士の一分』(2006年)。笹野は「それまで私は『1シーン役者』って自分で言ってたんです」と語り、どの台本でも1シーンしか出ないことが多かったそう。
それでも意外と忙しく、「1日出かけるときは3冊(別の作品の)台本を持って行った。午前中に本番で、午後にリハーサルというときもあった」と回顧。「1シーンですから1日何本も稼げる。単価が安くても本数こなしますから」と笑った。
だが『武士の一分』の台本を読んだ際、彼の役は最初から最後まで出ずっぱり。笹野は、この役をやるのは自分ではないのではと「台本を返したぐらい」と説明。また自身を起用してくれた山田監督に関しては「病気だと思った。具合が悪いんじゃないか」と疑ったそう。
初めて作品にクランクインからクランクアップまで携わったという彼は、「役っていうのもはこういうものだったのかと勉強させてもらった」と感謝していた。