長州力が、28日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。彼のことを「命の恩人」だと感謝している人物と再会した。
それが新聞記者の坂井広志さん。現在52歳の彼は小学生のころから40年来の長州ファン。ファンクラブにも在籍し、長州本人と会ったこともある筋金入りのフリーク。
だがある時、5年生存率10%前後とされる小腸の希少がんに侵されてしまう。しかもステージ4。手術をして1ヵ月、抗がん剤を始めたばかりだった坂井さんは「自分は死ぬんだ」と悲嘆に暮れていたという。そこへ長州から「飯でも行くか?」と、1本の電話が。
坂井さんの病状を知ったファンクラブの仲間が「彼を元気づけてほしい」と会食を打診していたという。坂井さんは家族とともに、長州と居酒屋で対面を果たす。そこで長州は坂井さんに冗談交じりに「俺に会ったってしょうがないぞ!娘が1番の抗がん剤じゃないか。病気のことを考えるんじゃくて娘のことを考えろ」と激励。
「娘のために生きよう」と決意した坂井さんは、つらい治療を乗り越えてがんを克服。病気から6年が経つという彼は涙をぬぐいながら、「今なお生きて、新聞記者を今も続けていられているのは(長州さんのおかげ)。長州さんは命の恩人だと思っています。ありがとうございました」と感謝。くりぃむしちゅー上田晋也から「いい話じゃないですか」と指摘されると、長州も「ですよね」と返していた。