三浦璃来・木原龍一の日本人ペアが、30日放送の『フィギュアグランプリシリーズ2022 カナダ大会 ペアフリー』(テレビ朝日系)で初優勝を果たした。
2人が拠点としているこのカナダでの大会。三浦璃来の左肩の怪我があり2人で練習再開をしたのは先月のことだったが、ともに力を出し切り、高さや流れともに素晴らしい演技を披露。会場は万雷の拍手に沸いた。
昨シーズンはグランプリシリーズ2大会で表彰台に立った2人だったが、今回のフリーの得点は138.63点。ショートとの合計得点212.02点でパーソナルベストを更新し、表彰台の一番上へ。日本のグランプリシリーズ史上、ペアの優勝は2人が初めてとなるが、今の心境について聞かれた三浦は「失敗もあったが大きなミスなく終えられた」と安堵。「練習でよく曲に間に合わなかったので曲に間に合ったことが一番自分たちの成長かなと思った」と、曲目にうまく乗れたと話した。
木原は「日本人として優勝できたことがすごい嬉しく思います」と謙虚に語りつつ、「ただ、まだこれがゴールではないので、もっともっと世界のトップに挑戦し続けたいなと思っています」と決意を新たにしていた。