戸田恵梨香と永野芽郁が共演する映画『母性』が11月23日に公開される。このほど、本予告映像が解禁された。
同作は、ベストセラー小説家・湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った同名作が原作。原作小説の累計発行部数は110万部を突破している。
ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。さらに、物語に登場するひと際キャラの濃い母娘たちを、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオが熱演する。監督を務めるのは廣木隆一。
解禁された本予告映像では、戸田演じる娘を愛せない母・ルミ子の「私が間違えていたのです...」という懺悔ともとれる告白の後に女子高生死亡事件の映像が映し出される。女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。果たして事故か、自殺か、殺人か...すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。そして、ルミ子（戸田）の口から「気持ち悪いのよ...」「私の努力をあんたが台無しにしてるのよ」と娘・清佳（永野）へ向けられる衝撃の一言。さらに清佳からも「頭おかしいじゃないの？」と真っ向からすれ違う母娘。いったいこの2人に何が起こったのか？
さらに予告の最後には、清佳を抱きしめるルミ子の姿が「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田のモノローグに載せて映し出さると、一転して清佳の首を絞める姿に切り替わるという衝撃の映像が映し出される！果たしてどちらが真実なのか？
ほか、同作には母という名の怪物たちも登場する。大地が演じるルミ子の母親は、「まぁ！素敵ね！」が口癖で上品そのもの。理想の世界に生きる母親で、無償の愛を娘に注ぎ育ててきたが、そのことがきっかけとなり今回の悲劇を生んでしまう。また、高畑が演じる口が悪すぎるルミ子の義母は「文句があるなら出ていけばいいだろ？」「それでも、お前は母親か！！」など、ルミ子へきつく当たる一方、自分の娘には過剰な優しさで接する一面を持つ。2人の母親が物語をどうかき乱していくのかにも注目だ。
