殻付きのあさりが丼から溢れんばかりに入った「あさり冷やかけうどん」と、激辛でさっぱりした味わいがクセになる「青唐おろしぶっかけうどん」。商品発売を控え、先行試食会にて実際に食べた感想を紹介したい。


まずは、「あさり冷やかけうどん」(税込/並690円、大810円、得930円)から試食。こちらは、濃厚なあさりのダシとうどんで、春の定番商品として親しまれている「あさりうどん」が夏仕様になった新作。ぷりっとした食感のあさりを、濃厚な特製あさりダシと、冷水で締めた麺とともに楽しめる一杯に仕上がっている。


丼に山盛りにのった「あさり」は、数えてみると約30個ほど。身は大粒だが、ぷりぷりっとした食感が良く、濃厚な味わい。黄金色の「特製あさりダシ」は磯の香りが良く、あさりの旨みがたっぷりと染み出ている。あさりの横に添えられた「ワカメ」も海の旨みが凝縮されていて、このうどんの名脇役となっている。香七味などの薬味で辛め仕様にアレンジしても、美味しく食べられるだろう。




続いて、「青唐おろしぶっかけうどん」(税込/並470円、大590円、得710円)を実食。青唐辛子が冷たいダシと合わさり、ピリッとした刺激的な辛さを味わえる一杯。冷たいうどんに、主役の「青唐辛子」と「徳島産すだち」「大根おろし」をトッピングし、仕上げにお酢をかけることで、清涼感をプラスしている。


ひと口すすると、ダシで炊いた青唐辛子がピリリと辛く、後を引く美味しさ。徳島産のすだちをしっかりと絞り、大根おろしや麺を絡めて食べると、辛さの中にも清涼感が駆け抜ける、爽やかなうどんが堪能できる。「青唐辛子」は、最初は“やや辛い”程度だが、後から突き刺すような辛みがやってくるので要注意。辛さを少し押さえたい人は、「温泉玉子」をトッピングすると、よりマイルドに味変するのでおすすめだ。

同社の夏の冷うどんは、今回紹介した2商品のほか、とろろと温泉卵でするっと食べられる「とろ玉うどん」や、焼きたての甘辛な肉やから揚げが絶品の「鬼おろしシリーズ」、持ち帰り専用の「丸亀うどん弁当(冷)」など全20種類を展開。暑~い夏でも食が進む“お気に入りの一杯”を見つけてみては。
<筆者プロフィール>
高永きょん
南の島と東京・南青山を行き来して暮らしながら、大人になる。島人時代は、自力で釣った魚や素潜りで獲った貝類、くさやや野草を主食とし、南青山時代は、表参道界隈に初上陸したお店や西麻布の名店などを食べ歩く雑食系人間。愛しているものは春巻き。生クリームをお茶碗に入れて毎食食べたいくらいに大好きで、太らない肉体を手に入れたいと、日々悩みはつきません……。