おおよその価格帯は、総本店では大トロが1貫・税込3000円のところ、同店では税込880円、税込3000円~4000円ほどのウニが同店では税込880円、「銀座おのでら」自慢の「自家製 江戸前穴子」は総本店では税込1500円だが、同店では税込550円となっており、全メニューが半額から3分の1以下ほどの値段に設定されている。
自分のような庶民でも本格的な味を楽しめるとは嬉しい限り。さっそく同店の内覧会に参加し、「おすすめのネタ5貫」を試食した様子をレポートする。
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同店の営業時間は、16時から22時。15時から店頭で整理券が配布され、LINEで呼び出し通知の設定もできるため、店頭で並んで待つことなく入店することができる。注文は口頭でも可能だが、基本はスマホでQRコードを読み込むモバイルオーダー形式になっている。
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スマホで読み込むと、メニュー画面が表示され、「当店おすすめ」「まぐろ」「白身」など、カテゴリーごとにメニューが登場。どれも見たことのないほどの肉厚ぶりで、美味しそうだ。まずは、同店おすすめの「薫香かおる鰹」(税込380円)を注文。「さび入り」or「さび抜き」や個数を選び、注文を確定するボタンを押すと、職人さんが「それではお寿司をご用意していきます」と声を掛けてくれ、目前ですぐに握ってくれる。
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こちらが、「薫香かおる鰹」(税込380円)。職人さんから「静岡の焼津で揚がった初鰹でございます」と教えていただき試食すると、桜のチップでつけたという薫香が香ばしく、初鰹ながら脂が乗っていて美味!シャリは、2種類の赤酢×米酢の3種類の酢を使い、米は秋田のひとめぼれを使用していて、見た目も美しい。
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次は、北海道産の「紫ウニ」(税込820円)と「バフンウニ」(税込820円)を同時注文。職人さんいはく、「両方のウニにそれぞれの良さがあるので、ぜひ食べ比べがおすすめです!」とのことなので、試してみることに。
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ほどなくして、ツヤツヤの宝石のような「紫ウニ」(税込820円)と「バフンウニ」(税込820円)が登場し、大興奮。「バフンウニ」(税込820円)は、甘みがあり、あっさりしたタイプの味わい。「紫ウニ」(税込820円)は、バフンウニよりもコクがあり、磯の香りが強く濃厚で、どちらも甲乙つけがたい絶品だった。
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続いて、「やま幸本まぐろ 大トロ」(税込880円)を試食。豊洲の有名仲卸「やま幸」の大トロは、ふわっと溶ける脂が口の中に広がり、何とも贅沢な味わい。まぐろは大トロ、中トロ、赤身、中落ち、赤身漬けと種類が豊富だが、大トロでも脂っぽ過ぎず、すっきりと食べられた。
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ラストは、綺麗に飾り切りされた「蒸アワビ」(税込880円)を注文。肉厚ながら非常に柔らかく、こんなに上品で絶品なアワビは初めてで感動。次に来店する際には、ぜひリピートしたいと思った。このほか、光物や軍艦、巻物などのメニューも充実。意外に、マグロ類の次に「スミイカ」(税込380円)も注文が多いとのことだった。
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「銀座おのでら」の一流の味を手軽に体感できる同店。オープン当初は、3時の整理券配布の開始時間から1時間以内に、閉店までの予約が埋まってしまっていたが、最近では多少ゆとりがあるとのこと。味はすこぶる美味しいので、お一人様はもちろん、友人同士や夫婦の粋なデートとして楽しむのもいいだろう。
■店舗情報「鮨 銀座おのでら 登龍門」
・公式HP:https://onodera-group.com/touryumon/
・所在地: 東京都中央区銀座5-14-17 銀座USB1階
・定員:18名
・営業時間:16時~22時
<筆者プロフィール>
高永きょん
南の島と東京・南青山を行き来して暮らしながら、大人になる。島人時代は、自力で釣った魚や素潜りで獲った貝類、くさやや野草を主食とし、南青山時代は、表参道界隈に初上陸したお店や西麻布の名店などを食べ歩く雑食系人間。愛しているものは春巻き。生クリームをお茶碗に入れて毎食食べたいくらいに大好きで、太らない肉体を手に入れたいと、日々悩みはつきません……。