吉本興業は、「NFT」や「メタバース」などの最先端のデジタルイノベーションとエンタメを融合させた新たな事業「FANY X」をスタートすることを発表。吉本芸人をアバター化し、メタバース上でイベント開催&出演をする「タレントアバター事業」や、自治体と連携し、“住みます芸人”が各地域の観光スポットをメタバース上で案内する「メタバース事業」などを展開する。
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会見では、今後「タレントアバター事業」で活動する、田村やかまいたちら吉本芸人11人のアバターがお披露目されたほか、「見取り図」がVRゴーグルを付け、自身のアバターを使った“アバター漫才”に初挑戦した。
道頓堀を舞台にしたメタバース空間で“アバター漫才”を行った盛山は、「僕らの視点は、本当に道頓堀に降り立ったかのようなすごい空間でした」と大興奮。リリーも「すごい画期的だなと思います」と、笑顔で感想を語った。
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「タレントアバター事業」では、自身のスケジュールが無理な時も、アバターが代理で稼働することもあるという。同事業について、濱家は「最初に(アバターを作るために)自分のスキャンをしてもらった時は、ピンと来ていなかったんですけれど、説明を聞いて、そんなことができるんやってワクワクしています」とコメント。
山内は、自身のアバターが稼働することについて「お金の動きがまだつかめていない。(スタッフが)詳細は一切話してくれない」と慎重な姿勢を見せると、田村は「それが吉本流」と大笑い。濱家も「お金の話になったら、(スタッフが)アバターみたいな顔になっていました」と明かして、笑わせた。
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また、「アバターとして、メタバース上で紹介したい場所は?」との問いに、濱家は「僕はなんばで14年ぐらい活動して、飲み屋という飲み屋は行きつくしているので、居酒屋巡りをしたいですね」と回答。
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これを聞いたリリーと田村が、「(濱家が)彼女に振られて、号泣していたあの居酒屋とか…」「裏路地で…」と濱家の暴露を始めると、濱家は大慌てで阻止するも、最後は「15年ぐらい前に、僕がなんばの裏路地でキスしているのを、リリーに見られたっていうやつね…。紹介します、僕がアバターになって『ここが僕がキスしていた場所です』って」と白状していた。