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女優・山村紅葉が、10日放送の『世界アッパレ女性列伝 SDGsバラエティ「生様様様」』(フジテレビ系)に出演。亡き母で推理小説家だった・山村美紗さんについて語った。
地元・京都を舞台にした、華麗なトリックがさえ渡るミステリー小説を400作以上残してきた美紗さん。一緒に暮らしていた紅葉は母について、「日常生活が全部サスペンスで、常に作品のことを考えていた」と告白。
例えば、「夜中に突然起こされてトリックの実験をされたり、家の中に正しい暗証番号を押さないと開かないドアが4つあった」という。そのために母に直接聞いても、暗号を解くヒントしか教えてくれなかったのだとか。
美紗さんは新たなトリックを生み出し続けるため、最新家電を買いまくっていたそう。1990年に作品に取り入れたのが、世に出たばかりのコードレスホン。電波が届く範囲がまだ広く認識されていない頃、それを巧みに使ったアリバイ工作を盛り込んだのだという。
さらに紅葉は、「テレビやFAXは10~12台」「録音機は20~30台」「冷蔵庫が10台」と、母が買っていた家電の台数を語りつつ、1ヵ月の電気代について「50~60万円では、きかなかったのでは」と推測。だが「(母は)『トリック1個考えれば、それ以上のお金が戻ってくる』と言っていた」と振り返っていた。