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17日、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の第13話が放送。ネットでは「学徒出陣」について様々な思いが寄せられている。
13話。戦争の色はますます濃くなり、安子(上白石萌音)の兄、算太(濱田岳)や、残っていた「たちばな」の職人たちも次々に召集されていった。
そんな時、稔(松村北斗)と銀行頭取の娘との縁談が進んでいることを耳にした勇(村上虹郎)は稔の下宿先に乗り込み、「あんこ(安子)のこと、捨てたりせんよな?」「見損なったよ!」と怒りをぶつける。さらに「兄さんじゃから諦めたんじゃ」と殴り掛かる勇だったが、それまで生気のない表情だった稔は突然、「もう…どうだってええんじゃ…」と慟哭する。
この日のエンディングは、兵力不足を補うため学生が徴兵される「学徒出陣」の知らせを街頭ラジオから聞いた安子が、思わずラジオを見上げるシーンで終わる。
ナレーションでは「それは稔が出征することを意味していました」と告げられていたが、ネットでは「勇もいずれ学徒出陣なのかな…」「戦争して良いことなんて何もない」「戦争はいろんなものを奪っていくね」と、やるせない声が続き、「学徒出陣」がトレンドワード入りを果たした。
明日の第14話。橘家では、肺を患い苦しむ杵太郎(大和田伸也)の枕元で、安子が懸命に声をかけていた。そして雉真家ではいよいよ稔が出征することが決まり、千吉(段田安則)は頻繁に大東亜銀行の頭取と面会を重ねる。出征までに、頭取の娘との縁談を取りまとめるためだった。