加藤浩次が、19日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、田村正和さんとの共演経験を語った。
田村さんとは、『オヤジぃ。』(TBS系、2000年)で共演したという加藤。これが加藤にとってのドラマデビューとなった。
会う前は厳しいイメージを持っていたという加藤だが、実際に対面した時に「極楽とんぼの加藤と申します」と挨拶すると、「ウフフ、知ってる」と笑ってくれたのだとか。これで「すごく面白いラフな方なんだ」と印象が変わったと話した。
リハーサルの際、緊張のあまり加藤がセリフを前後してしまったり、言葉が足りなくなっても、田村さんはすべてフォローし、うまく間合いを合わせてくれたそうで、「本当にあったかい人」と回想。
撮影後に一連のシーンをモニターでチェックするときは、通称「田村チェアー」に腰掛け、足元にあるクーラーボックスから取り出したペリエを飲みながらチェック。自らは演技の注文など一切言わず、監督が「はい、OK」と言ったら、フンっと笑いながら楽屋に戻るなど「チャーミングな方」とも述べた。
最後に加藤は、「自分のことを考えている主役ではなく、作品全体のことを考えていらっしゃる、すごい俳優さん」と告げ、「助けてもらった印象しかないです。こういう方が座長、主役になる方なんだ」と振り返り、田村さんを偲んでいた。