吉沢亮が、10日放送の『土曜スタジオパーク』(NHK)に出演。主演の大河ドラマ『青天を衝け』の撮影秘話を明かした。
吉沢は同作の忘れられないシーンとして、栄一が、藍葉を買い付けに旅に出た道中で山に登り漢詩を詠む場面を挙げた。これは先月28日にオンエアされた第7回「青天の栄一」の中に出てくるワンシーン。
吉沢は「10年近い役者人生の中で一番過酷なロケだった」と吐露。撮影場所は標高1977メートル、群馬県にある谷川岳。険しい山道を昔の衣装と草履のまま、朝から1時間以上かけて登頂したという。
だがこれで終わりではなかったようで、「てっぺんのシーンを撮ったらまた下りて、また登っているシーンを下から撮り始めた」と、撮影のために2度登っていることを明かした。この理由について彼は「天候の問題もあって最初に一番上を撮りたいということもあった」と、天気が崩れないうちに晴れ渡った空をまず撮りたいという制作側の狙いだったと述べた。
2度の登山に「ちょっとだけ頭がおかしくなった」と正直に打ち明けた吉沢。一方で「お陰で素敵な景色が撮れて良いシーンになった」と感慨深げ。ただし撮影中、普通の登山客ともすれ違ったそうで、「なんで侍がいるんだろう?なんで?と(いう視線に)辱めを感じながらやっていた」と笑っていた。
栄一が漢詩を詠んだ山道のロケ地は群馬県谷川岳。険しい山道を衣装のまま登った吉沢亮さんと田辺誠一さん。「今までで一番過酷なロケだった」と吉沢さん。美しい景色を撮影することができましたが、次の日は筋肉痛のスタッフも…#青天を衝け #吉沢亮#青天オフショット pic.twitter.com/pJCzFh4h7e
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」 (@nhk_seiten) March 28, 2021