原作「魔女の宅急便」は児童文学作家・角野栄子氏が1982年~2009年の27年間に渡り執筆した全6巻の児童書。アニメ・実写での映画化、舞台化、ミュージカル化が繰り返されており、今回は、3月25日から東京、愛知、大阪にて公演。

キキ役に抜擢された井上は、開幕を翌日に控え、「初日を迎える実感がまだわかないのですが、緊張しすぎると私は歌に緊張が出てしまうので、深呼吸をして、楽しむことを忘れないようにしたいです」と目を輝かせた。

衣装では頭に着けている深紅の大きなリボンがお気に入りだそう。「これをいっぱい、みんなに見せつけたいと思います」と茶目っ気たっぷりに語った。ホウキに乗って空を飛ぶシーンについては、「恐怖心もなくて、楽しいです。本当に魔法が使えて空を飛べたら『こんな感じなんだ』ということが分かって、毎公演、楽しみです」と期待に胸を膨らませた。

井上は同作品が初ミュージカルで初主演となる。「初ミュージカルという1回しかない経験を大切にしたいと思っています」と心境を言葉にする一幕もあった。
空を飛ぶことに憧れる少年・トンボ役の那須は、「明日が本番ということが自分的には信じられません。お芝居の稽古期間は1か月くらいで、あっという間の1か月でした。精いっぱいみんなで頑張ってきたことを、明日、どれだけベストな状態で出せるかということが今、楽しみです」と声を弾ませた。


那須の印象を尋ねられると、井上は「頼れるお兄さん、という感じでした」と振り返った。「嬉しいですね」と笑顔を見せた那須は、井上の印象を質問され、「16歳だよね? 僕は19歳ですが」といい、「同じ年がそれ以上の安定感」や意志の強さなどを感じたと語った。

