同作は、咲坂伊緒による人気少女コミックの実写化作品。浜辺は、明るく社交的だが、自分の本当の気持ちを出すのは苦手なヒロイン・山本朱里を、北村は朱里の義理の弟で葛藤を抱えるクールな山本理央を演じる。実写&アニメーションでW映画化され、アニメ版は9月18日に公開。

都内の劇場から全国111のスクリーンに生中継された同イベント。視聴者から寄せられた思い出の写真と動画を三木監督が編集した特別映像が放映された。学生たちの青春が散りばめられた仕上がりとなっていたが、浜辺は「すてきだなと思って」と告げ、「私、中学校の写真がなくて……」と声を詰まらせた。「こんな青春っていいなと思って……」、「もっと楽しんでおけばよかったなと思って……」と涙を拭いた。

トークでは、映画の内容にちなんで「夏の理想のデート」が話題にあがった。浜辺は「夏祭りは本当に憧れです」といい、「地元のお祭りとかには知り合いがいるじゃないですか。会うと恥ずかしいみたいなところがあるから、浴衣を着て、売っているお面をかぶって、バレないように手を繋いで歩くみたいな!」とにっこり。共演者たちが微笑ましい笑顔を浮かべると、「少女漫画チックですか?(笑)」と茶目っ気たっぷりに自分にツッコミを入れる一幕も。

浜辺の無邪気な姿に触れて、映画「君の膵臓をたべたい」(2017)でも共演している北村は「年々、妄想の力が強まっている気がします」とポツリ。浜辺は「憧れということで盛り上がってしまいました」と声に出していたが、「どんなお面?」と尋ねられると、「猫とか、狐とかを私は選んで、あっちは狸とか……かな。そういうのがちょうどいいんじゃないですか。狐と狸で“モノノケチック”な不思議な雰囲気を出しつつね」などと、更なる妄想を膨らませていた。

