同番組は、2018年3月の放送を再編集した2時間のスペシャル版。世界的アーティストとなったYOSHIKIの幼少期、父親の自殺、そして盟友HIDEの死など、壮絶な半生を追った内容だった。
新型コロナウイルスの感染が広がっている日本。番組冒頭、YOSHIKIはLAから視聴者に向けて「皆さんが心配でしょうがなかった」と不安を吐露。いろいろ考えこんでしまった結果、2週間で7キロ痩せたとも明かした。
YOSHIKIはこの感染症を「山火事」に例えて、「木」を人間、「炎」をウイルスになぞらえた。「今、一つ一つの木が燃えているが、その炎が(ほかの木に)移らないようにしないといけない。密集すれば密集するほど炎が一気に移ってしまう」と表現。
さらに「その炎は検査をしなければ見えない」としながらも、「木はその場でじっとしているほうがいい。炎を人に灯してはいけない」と戒めていた。
さらに最後、「暗闇は、暗ければ暗いほど、小さな光は輝いて見える」とし、「今まで気づかなかった小さなこと、当たり前のようにあった日常が、実はすごく大切なことだった考えさせられた」と、外出禁止令が出されているロスでの生活を交えて語った。
さらにYOSHIKIは、「これは僕がちょっとアレンジした」としながら、「God will never give you more than you can bear……神は耐えられない試練を人には与えない」と一言。「僕はその言葉をいつも信じて生きてきました。何かあるたびに強くなってきたから、これを乗り越えたときは皆さんも強くなっているんだろうな」と期待を寄せた。
最後に彼は、「音楽家として微力かもしれないですが、少しでも力になれれば。1日も早い夜明けが来るようにみんなで、頑張りましょう」とエールを送っていた。