『時をかける少女』は1983年に公開された映画。監督の故郷・広島県尾道を舞台にした“尾道三部作”の1本で、時空を超える少女を描いた青春ファンタジー。主演・原田知世は同作でスクリーンデビューを果たし、一躍ブレイクした。
鑑賞後、SNS上では「やっぱり秀作だなぁ」「何度見ても最高すぎる」と絶賛の声が。そして名作を遺した同監督にも「素敵な映画。大林監督ありがとうございます」と感謝するユーザーもいた。
これまで実写やアニメなど何度もリメイクされている同作。「リメイク沢山やってるけど、この世界観だよな」「今作が1番美しい。そして色褪せない」と推す声も。
劇中、物語が始まるのは4月16日の土曜日。そして4月18日の月曜日からヒロイン・芳山和子(原田)がタイムスリップするのだが、この追悼放送のオンエア日重なる偶然に、視聴者の中には「そうか、時をかける少女の劇中で繰り返す日は4月18日、つまり今日なんですね」と、その奇跡に感動する者も。
映画の最後には、笑顔を浮かべてカメラにおさまる監督の生前の写真とともに、「大林宣彦 監督 心よりご冥福をお祈りいたします。」という追悼テロップも打たれていた。ただファンにとって垂涎のエンドロールがばっさりカットされたことについて「あまりのセンスの無さに泣いた。酷い」「ありえないでしょ!!!」「エンドロールまで観て初めて『時かけ』観たって言えるのに…。」と非難が殺到している。