これは高校卒業と同等以上の学力があることを認めるための試験で、かつては「大検」といった。中学を卒業してすぐ宝塚歌劇団に入った真矢は、今年9月末まで約4年半務めた『ビビット』登板時、自身の知識の浅さを実感したという。
さらに彼女は、「特に政治のことなんて今日だけの新聞を読んでていいのかと思った」と吐露。「(過去を)遡らないと発言してはいけない」と思い直し、先の試験を受けることを決断。
だが当初、『ビビット』スタッフには内緒で受けようとしていたという。その理由について「恥ずかしいもん。あの人今勉強してるんだって思われるのも……」と述べ、こっそり勉強していたのだとか。だがやがてスタッフの間で噂が広まり、番組内で密着することに。
カメラに映し出されていたのは、『ビビット』の生放送を終え、マンガ喫茶で睡魔と戦いながら猛勉強したり、さらには塾に通い、自分より年下の講師に教わる姿だった。それから約8か月必死に勉強し、高卒認定試験の合格通知を受け取ったときは「こんなアホだったのに……」と泣き腫らしていた。
そんな真矢は試験当日について「(手が震えて試験問題の)1枚目がめくれなかった」と回顧。それでも時計を置いて必死に解いていったという。これに対し阿川佐和子が「 根性あるんですね」と感心すると、「宝塚で一応根性だけはつけてもらったんで」と笑っていた。