同社は今回の決定について、「競争激化と事業環境の変化に対応し、向き合う市場の転換や新製品の投入等を含む様々な施策を講じてきましたが、当該事業の継続は困難であるとの判断の下、生産活動を終了します」と報告。
液晶パネルは子会社である「パナソニック液晶ディスプレイ(PLD)」が生産しているが、2021年を目途にこれを終了するという。同社は2010年4月にPLDの前身であるIPSアルファテクノロジを連結子会社とすることで、姫路工場にてテレビ向け液晶パネルの生産をスタート。その後、2016年にはテレビ向け液晶パネルの生産を終了。車載・産業分野に舵をきってきたが、同事業活動の完全終了を決めた。
なお、液晶パネルの生産終了後もBtoBビジネスに注力し、「車載ケース」や「情報通信」「工場省人化」といった重点分野でグローバルに事業展開していくという。