大木といえば、初の著作『アイドル、やめました。』(宝島社)でも注目されたが、今作は2冊目のノンフィクション小説。仕事なし、彼氏なし、元アイドルのアラサー女子の大木が、男性との「ノルマ飯」や仕事に疲れ、赤の他人のおっさん・ササポン(56歳)と暮らすことになったという内容が綴られている。
現在も一緒に暮らすおっさん・ササポンとの日常、そして「アイドルだった自分」の呪縛にとらわれながら仕事や恋愛に悩み、本来の自分を取り戻していく様子が赤裸々にしたためられた内容は、同じように仕事や恋愛に悩み、生きづらさ、苦しさを感じる人たちに届く一冊になりそうだ。『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(祥伝社)は、11月30日発売。