番組ではゴーン容疑者が100億円の報酬額を有価証券報告書で50億円減額し記載していたことや、会社の経費を私的に支出していたなどの容疑で逮捕された問題を紹介。この問題が発覚した同日、西川社長は会見を開きその会見の中で「1人に権限が集中しすぎた。長年にわたるゴーン統治の負の側面と言わざるを得ない」などと発言していた。
こう言った発言を受けコメンテーターの経済ジャーナリスト・松崎隆司氏は「権限が集中しすぎたというのが問題ではなく、取締役は相互にチェックし合う義務があるが今回、それが全く機能していなかった。さらにこの事件をきっかけに取締役会は全く現場を見ていなかった。さらに現場だけでなくその上にいるゴーンさんも全然チェックできてなかった。つまり取締役会は全く機能していなかった。これがいちばんのポイント」とコメント。
坂上もこれに同意し、「僕も昨日西川社長の会見見てました。(西川社長も)言えることと言えないことがあるんでしょうが、ただ、どこか他人事感というか、『いやいや、違うんです』と言ってるように感じた」とコメント。さらに「ちょろまかした人は悪いですけど、それを見て見ぬ振りをした人、手を貸してた人はもちろん、気づかなかったというのもそれはそれで罪なんじゃないですかと思う」と指摘し、「結果的に、ゴーンさんを筆頭とする一部の人間によって世界に名だたる日産が私物化されたと言っても過言ではない」と思いを語った。