「若者たちはR15 Proをこう評価した!」
筆者はモバイル関連の記事執筆もしながら大学の教鞭にも立つ。学生たちはいわば、最もスマートフォンを使いこなしている世代といえる。すでに“最初に持ったモバイルデバイスがスマートフォンだった”というスマホネイティブも増えている。
そんな若者たちがR15 Proをどう見るのだろうか。

──OPPOって知ってた? どんなイメージ?──
藤田さん 全く知らなかったです。
八巻くん 夏休みにタイとかを旅行してきたのですが、アジアではよく見かけるブランドだなって思ってました。
福村さん 海外からの観光客、とくに中国系の人たちが持っているのを見かけました
加藤くん さすがにうちの大学で持ってる人は見たことないです。
──この端末は日本市場をかなり意識しておサイフケータイ機能とか防水機能を備えています──
八巻くん 「IPX7等級」って、調べてみると「一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない」ということらしい。それならうっかりお風呂で落としても大丈夫だね。
福村さん そんなガッツリした防水機能って本当に必要なのかしら
加藤くん 大雨の中で使うことって結構あるよね。洗面所でポチャリとかでも大丈夫なら、やはり防水機能は必要かもしれないね。
──このスマートフォンのカメラ機能はなかなかですよ──
藤田さん 写真がすごく綺麗に撮れますね。撮影の腕が上がった感じ!
福村さん うん、自撮りが素晴らしい! 中国の自撮り文化がすごいとは聞いたけど、中国メーカーのスマートフォンはこんなにきれいに撮れんだ!
筆者 美顔機能を搭載したスマホが増えているけど、このR15 ProはAIを使ってユーザーの顔の特徴に基づいて最適に盛ってくれるんだよ
加藤くん ほんとだ、自分が別人に見える(笑)
八巻くん ステッカーなる機能があるね。
福村さん これはいろんなステッカーを付けられて楽しい! 撮影しながらでも、撮影後の写真でも、ステッカーを付けられます。これなら色々なカメラアプリをわざわざ入れなくてもいいから嬉しいな。
藤田さん 確かにこれは面白い。美顔に映る上に、すぐに装飾できちゃうんだね。でも、もっと可愛いステッカーも欲しいな。これは中国で人気のステッカーなのかしら。ここはぜひもっと日本向けカスタマイズを期待したいです!

八巻くん これ、ポートレートやはりすごいね。友達のiPhone X で撮らせてもらったことがあるけど、それ以上に綺麗に背景とかがぼけてくれるような気がする。
筆者 じつはここでもAIが活躍。被写体と背景などを検知して最適なボケなどを演出しているらしいよ。
全員 へー!
八巻くん 一眼レフも買って、いろいろな撮影テクニックを覚えたのに、R15 Proがあればそんな機材も知識もなくいい写真が撮れてしまいます。なんかすごく脱力…。



──編集機能はいかが?──
福村さん 自撮りした写真を後から色々と加工できますね。目を大きくしたり、アゴを細めたりして(笑)


加藤くん おい、俺の顔で遊ばないでくれ(笑)
八巻くん 動画編集で音楽が付けられる機能がある。これは面白い! あ、だけど、スローモーション撮影した動画で、スローモーション部分にはどういうわけか音楽が途切れてしまうね。これはちょっと惜しい。
加藤くん 編集アプリとかパソコンで編集すればいいのだろうけど、最小限のことはスマートフォンにプリセットされたアプリで加工できるのはとてもいいと思います。
──デュアルSIM(DSDV)はどうですか?──
筆者 SIMカードがこの端末は2枚挿さります。意味わかる?
全員 何それ?!
筆者 同時に2回線待ち受けできます。ほら、アンテナマーク2個あるでしょう?
全員 すごーい!

八巻くん なるほど、日本では基本的に1つだけSIMカードを入れて使い、海外旅行するときに現地のSIMカードを追加したりして使えるわけね。夏休みに海外に行ったときは、端末はSIMロック(iPhone)だったので現地のSIMカードが使えず、データローミングは高いので、Wi-Fiのある所をさまよって通信してました。これなら、音声通話用に日本の電話番号を活かしながら、現地のデータ用SIMカードを挿しっぱなしにできますね。
加藤くん その使い方いいな!
八巻くん SIMフリーのスマートフォンで、海外旅行の際にSIMカード入れ替えて使ったこともあるけど、SIMカードをうっかり紛失しがちなんだよね。だから2枚挿しっぱなしにできるのはいいかも!
藤田さん 学生的にはデータ通信用と通話用でそれぞれ安いプランを組み合わせて使う、なんてことができますね。
加藤くん MVNOのデータプランを併用すれば、ありがちな速度制限の回避に役立つと思います。
──この端末、気に入った?──
福森さん 端末の質感もとっても良いですね。背面の色がとてもきれい。
加藤くん 端末の大きさもちょうど良いですね。片手で撮るのに適してます。大きすぎず、小さすぎず。
藤田さん 女子の手には少し大きめだけど、自撮りの時とかやはりディスプレイが大きいほうがいい!
八巻くん あとは、ケースが充実したらいいな。マイナーな端末だと、ケースとかアクセサリが充実していないのが悔しいですね。
筆者 アジアではメジャーなメーカーだから、海外旅行したときにケースを買い集めてくるといいでしょう(笑)
八巻くん いやもう、欲しくて欲しくてたまりません。カメラの機能が悔しいぐらい素晴らしいです。次の海外旅行までに何とか入手したいな。頑張ってアルバイトして、きっと買います。

最後に筆者から補足させていただくと、今回取材に協力してくれた学生たちが集う青森県は、都道府県別スマートフォン普及率でもワーストに近いところ。また、地方に共通することだが、地方ほどNTTドコモのシェアが高く、かつNTTドコモはiPhoneの取り扱いが3キャリアで一番最後となったため、最初のスマートフォンがAndroidだったというユーザーが多い。またMVNOはその存在さえあまり知られていないという状況だ。したがってSIMフリーで単体で購入できるスマートフォンにはほとんどなじみがない。そんなエリアの若者たちが、見たこともなかったブランドのスマートフォンに対して率直な感想を話してくれている。