吉本興業は2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏と、ユヌス氏が提唱する「ユヌス・ソーシャルビジネス」の普及に向けて提携することで合意。28日には日本外国特派員協会で記者会見が開催された。 会場に登壇したムハマド・ユヌス氏は、過疎化問題などたくさんの地域問題について地元の知恵をしぼって解決の策を一緒に見出すことが重要であるとコメント。芸人が社会問題を持ち寄ってプレゼンし、それをスタートアップの提案によって解決していくという在り方に賛同し「芸人は非常にパワーを持っており、人の心に直接訴えます」と絶賛した。 囲み取材に応じたゆりやんレトリィバァは、日本外国特派員協会での会見の感想を聞かれ「偶然なんですけど、ユヌスさんとまったく同じ考えを持ってましたので非常に光栄な時間でした」と笑わせた。どういったところが共感できましたか?とツッコマれると「やはり、ユヌスさんがいろいろ世界を救いたいと……同じ……意見を持っておりました……」とグタグタに。「地元が奈良の吉野なんですが、農村に限らず伝統工芸とか後継者不足が実感しているので、なんとか盛り上げるようなことに携われればと思います」と話した。ゆりやんは、3年前に住みます芸人をやっていた経験があるという。「丸太切りの盛り上げとか…商店会の副会長のおばちゃんと老人ホームで漫才するとか……」と振り返った。 住みます芸人の初期メンバーで、7年も福島に住んでいるというぺんぎんナッツは、現地でコミュニティーを作ってお食事会を実施したりといった活動をしているというが、もっとその活動が拡大していけたらと思っていると話した。