
こんなとき、なくしもののほうから居場所を教えてくれたらいいですよね。「ちょっとパスポート!どこにいるの答えて!」そんなことができる製品が「TrackR pixel(トラッカール ピクセル)」です。


わずか3gと超軽量の100円玉サイズのデバイスで、大事なアイテムにキーホルダーのように下げたり貼り付けたりすることで、紛失を防止できるというものです。色はWhite、Black、Blue、Grey、Pink、Red、Aqua、Purpleの8色。
いざというときは、アラーム音やLEDで位置を知らせます。もちろん捜索にはスマートフォンを使いますが、今どこにあるのか地図上でも確認できるというのが大きな魅力です。

ボタン電池(CR2016)1個で駆動し、最大約1年間使えます。もちろん電池の交換もできます。
これを旅行前にお財布、パスポート、スーツケース、ショルダーバッグの4つにつけておいたところ、いつでも場所が確認できて大変便利でした。
ちなみに、パスポートの審査時に「なんだこれは」と怪訝そうな顔で言われたことがありましたが、身振り手振りで紛失防止デバイスだと伝えたところ、OKでした。




アイテムとスマートフォンのどちらも紛失防止
「TrackR pixel」には5つの機能があります。

1つはアイテムから一定距離(最長約30m)離れると、アラートを鳴らして置き忘れを警告してくれる「置き忘れアラート」。設定の「デバイス分離アラート」機能をオンにすると使えます。アイテムにつけた「TrackR pixel」が警告音を発するので、聞こえる距離にいる間に気づけます。
最大90デシベルでかなり尖った警告音なのでちょっとびっくりしますが、部屋を出てからカギやお財布を持っていなかったことに気づくという方にぴったり。さらに盗難のようにアイテムのほうが自分から離れていくようなときには気づきやすくなるばかりか、アイテムから音がなるので不審者を見つけやすくなるはずです。
スマートフォンのアプリからアイテムの場所を探すこともできます。「デバイス分離アラート」をオンにし忘れて、どこにあるのかわからなくなったら、アプリから「検索を開始する」をタップします。「TrackR pixel」から音が鳴り、同時にLEDが点灯するので、暗い場所でも見つけやすくなります。これならパスポートが部屋のどこにあるのかわかります。

置き忘れた携帯電話を探す機能もあります。これは設定の「携帯電話分離アラート」をオンにすると使えるようになる機能で、「TrackR pixel」をつけたアイテムは持ったまま、スマートフォンを置き忘れてしまったとき、一定の距離を離れるとスマートフォンから自動的に音がなるものです。しかも音量は最大です。
カフェなどでお財布とスマートフォンを持って受け取りにいこうとして、お財布だけ持って席を離れてしまった、目を離した隙にスマートフォンを持ち去られそうになっているなんてときに威力を発揮しそうですよね。
それでもうっかり見失ってしまったら・・・・・・「TrackR pixel」のボタン(表の透明な部分)を押します。するとスマートフォンから音が鳴ります。ペアリングした両者の通信圏内に限られますが、スマートフォンがどこにあるのかわかるので大変便利です。室内でときどきわからなくなるという方におすすめ。
ただし、アプリを起動していないとボタンを押してもTrackRから「ピップッ」と音がなるだけでスマートフォンを見つけることはできません。

他のユーザーのアプリが紛失したアイテムの場所を教えてくれる!
それでもアイテムをなくしてしまったら!? ここからがTrackRのすごいところです。「クラウドロケート」といって、TrackRの付いたアイテムの近くを、他のTrackRユーザーが通ると、こちらのスマートフォンに通知が届き、TrackRの位置をアプリの地図で把握できるのです。

紛失したTrackRと近くを通ったTrackRユーザーのスマートフォンがBluetooth圏内であること、そのユーザーがアプリをバックグラウンドで起動していることの2つが前提になりますが、TrackRユーザーのスマートフォンが探知機のような役割を果たすわけです。
このとき、通過した他のユーザーは、自分のアプリが他者のアイテムを検知したことにまったく気づきません。ただTrackRを使っているだけで、困っているユーザーの力になっているのです。また、探している方にも、自分のアイテム(TrackR)を誰のアプリが検出したのかは通知されません。
実際、私は通知を受け取りました。私のスーツケースに貼り付けておいた「TrackR pixel」が、なんとラスベガスのマッカラン空港にあるというのです。

スーツケースはまったく無事で手元にあるのになぜかと思ったら、うっかりTrackRをスーツケースの外に貼ってしまったため、タクシーからスーツケースを降ろす際にひっかけて本体だけとれて落としてしまったようでした。

大事なモノだけでなく、人の場所も確認できる
「TrackR pixel」には、アイテムの場所を家族や友人と共有する機能もあります。関係者が把握しておくことで、より安全・安心が手に入るわけです。
私の知人ブロガーさんは、まだ幼い大事な娘さんにも持たせているそうです。娘さんの位置を夫婦で共有することで、どこにいるのか把握しやすくなるといわけですね。外出したとき迷子になったら、ボタンを押すように教えているとか。
それでも圏外だったら・・・・・・もし周りにTrackRユーザーがいれば、どこにいるのかすぐ分かります。「もっとみんながTrackRを持ったら、地域の見守りにも使えそうだ」とそのブロガーさんは語っていました。
とにかくアプリを起動しておこう
これまで「TrackR pixel」を使っていていいと感じたのは、ペアリングがしっかりしている点です。アプリを起動したとき、デバイスを見失ったことは1度もありません。貴重品のある場所を常に地図で確認できるというのは、非常に安心できます。
「アラートが鳴って紛失防止になるといっても、おまえのスーツケースのTrackR pixelは、置き去りになったじゃないか!」といわれそうですが(苦笑)喧噪の中、慌ただしくその場を離れてしまったため、アラートを聞き逃したかもしれません。もしくは剥がれたことで壊れて音が鳴らなかったのかも。可能性として一番高いのは、あのとき、バックグラウンドでアプリを起動していなかったからかもしれません・・・・・・。どんなにいい機能があっても、これはいけませんね。
あの「TrackR pixel」がいつまで無事でいられるかわかりませんが、スーツケースがなくなった事例の中での紹介にならず幸いでした。
何はともあれ今後は常にアプリを起動していきたいと思います。そのほうが誰かの役にも立てそうですから。


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TrackR pixel
https://www.thetrackr.com/jp/