クルマで使えるペットキャリーやケージにはいくつかのバリエーションがあるので、そのあたりを今回は検討してみます。
下は(株)ホンダアクセスからリリースされている“ペットシートサークル”という商品で、リアシート(またはセカンドシート)とフロントシートの間に設置します。中はかなり広く25kgまでOKなので、中型犬や小型犬の多頭飼いでも使えそうです。この画像のクルマはN-BOX(旧型)ですが、FREEDでも問題なくセット出来ました。

このように前方にワンコがいると、前席からはほとんどワンコの様子が分かりません。

ミラーを90度回転させて縦長にすると、下の画像のようにルームミラーからもワンコの様子がよく見えます。暗くなった時はルームランプを点灯すれば、明るさにもよりますが、なんとか見えます。

次の例題は(株)リッチェルの “たためる3WAYペットケージ640”です(試供品)。今回は中間サイズの640という小型犬・猫用(体重目安/8kg以下)で、64×52×50高さ(cm)、重量は3.5kgでカラーはブラウンです(ピンクもあり)。

使わない時はコンパクトに収納でき、場所をとらないのは助かりますね(たたむと厚さ約8.4cm)。

リアシートに設置する時は、後部のベルト部にシートベルト通すことにより、急ブレーキなどで床に落下することを防げそうです。シートベルトを通したままで下の画像のよう収納でき、手荷物を置くことも可能です。

“ワンコみまもりミラー”ですが、このケージの場合は後席ヘッドレストに取り付けると位置的に後ろ過ぎて、中の様子がほとんど見えません。
そこで下の画像のように、ミラーの位置をケージの上に移動。
後席グラブレールに市販のクロスバーを渡して、そこにミラーを取り付けてみました。

この位置だと上から見下ろすように、ワンコの様子がよく見えます。

下の画像はN-BOXの後席座面をチップアップして、前席と後席の間のフロアーにペットケージを置いてみました。


この場合はヘッドレストにミラーを設置。完全ではありませんが、ワンコの様子がチェック可能でした。

“たためる3WAYペットケージ”はケージとして使えるので、室内でも使ってみました。トイレトレーとベッドがギリギリ収まり、ウオーターボトルも簡単に取り付け出来ます。
このケージは細部まで工夫されており、リーズナブルなプライスでオススメです。

風もなく天気も良いので、近くの公園に散歩です・・が、平日のせいか散歩する人もワンコもいません。

ここにもいない・・?

やっぱりいない・・・

ということで我が家から20分ほどで行ける、“道の駅 うつのみや ロマンチック村”にハッピーとドライブです。

“ロマンチック村”は宇都宮市の北西にあり、年間100万人前後の入場者がある道の駅で、産直、温泉、地ビール、クラインガルテンなどがある大きな施設です。数年前からワンコも入れるようになり、ドッグランもあるのでワンコと遊びに行くにはオススメです。

村市場と情報センターを併設している“あおぞら館”の前でハッピーが張り込んでいると・・・

キタ~っ!ワンコとお父さんが駐車場からやってきます。

チワワくんと挨拶し、お父さんに可愛がってもらい満足のハッピー君。

14歳のコーギーおねえさんにもご挨拶。

はしゃぎすぎて、ちょっと怒られました~(笑)

みなさんに遊んでもらい、ワンコもヒトもハッピーな日になりましたU^ェ^U

【筆者プロフィール】礒野登希夫(Isono Tokio)
東京生まれ、栃木県在住。1977年、本田技術研究所に入社。二輪、汎用、四輪の開発と商品企画を担当。2000年頃よりペット用クルマや商品の企画も。2015年からホンダアクセスの広報担当、その後退社。20年前から愛犬とのドライブを楽しむ。