17日放送の「サワコの朝」に俳優・ムロツヨシが出演。ブレークの転機となった瞬間を語った。 俳優に目覚めたのは大学時代。入学後に観た舞台に触発され、「そっち側へ行きたい」と思い立ち中退。魚市場で働きながら、いつか仕事が来るだろうと根拠のない自信を持っていたがたいした役も来ず、自らプロデュースした一人舞台も大不評。ムロは「人生で一番悲劇の日」と振り返った。 人前に立つことが恐怖となった彼は、バイトに精を出すだけの日々を送っていたという。だが「ある日、夕日が差し込んできて、ふいに涙が出たんですよ。何やってるんだろうと思って。オレ、役者めざしてるのに、なんで、また明日の給料もらって食いつないで何やってるんだろう」と、不甲斐なさを痛感したという。 翌日から自分を売り込む日々がスタート。名刺を初めて作り、小劇場の飲み会に出向いては「良かったら使ってください」と猛アピール。紹介された人にも急いで駆け付け、名を売ったという。 そして2年目のある日、飲み会の席にたまたま居合わせたのが本広克行監督だった。ムロは「もうあの日の涙を流したくない」と、監督に「ムロツヨシはこう思います」「ムロツヨシはですね」と名前を連発。それがきっかけで映画「踊る大捜査線」に出演することができた語っていた。■注目記事・【連載】ワンコとお出かけ・もぐもぐタイムはスシローで!?・橋本環奈ちゃんに“あ~ん”してもらおう!