■AI内蔵のMate 10 Pro
HUAWEI Mate 10 Proは、Mateシリーズの最上位モデルに位置づけられた製品。約6.0インチのFHD+(2160×1080ドット)OLED HDRディスプレイを備えており、狭額縁のデザインが美しい。背面には2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のカラーセンサーによるLeicaダブルレンズカメラを搭載。同社最高となるF値1.6に達するレンズを採用している。NPUを組み込んだSoCによる高パフォーマンス、テュフ・ラインランドの安全認証を受けた超急速充電も特徴のひとつ。


HUAWEI Mate 10 Proの最大の特長は、AIチップセットを搭載している点。これにより、カメラ撮影時に被写体に対してリアルタイムで分析をおこない、最適な撮影方法を自動で選択できる。どのような設計になっているのか興味深いが、Huaweiの説明によれば1億枚におよぶ画像をインプットしており、その特徴や属性から様々な「撮影シーン」や「物体」を識別できるのだという。
またType-C端子にケーブルをつなぎ、ディスプレイのHDMI端子につなげれば、モニター上でマルチウィンドウ環境を構築できる。これにより、端末内の写真や動画、オフィスファイルなどを大きな画面に映して見ることができる。会場のデモ機では、Bluetoothキーボードおよびマウスを連携させることで、PCのように活用できる様子が紹介されていた。HUAWEI Mate 10 Proの希望小売価格は89,800円(税抜、以下同)で、12月1日より発売する。

■クアッドカメラのMate 10 lite
HUAWEI Mate 10 liteは、約5.9インチのワイドディスプレイ(2160×1080ドット)を搭載したモデル。Mate 10 Proと同様に狭額縁のデザインで、高い画面占有率により、大画面ながらも片手で扱えるサイズ感(5.5インチ相当)におさまっている。背面のみならず、前面にもデュアルカメラを搭載したのが最大の特徴。つまり両面で4つのカメラを搭載している。しかしなぜ、前面もデュアルカメラにする必要があったのだろうか。

その理由は、ナチュラルなボケ味を実現するためだという。1300万画素レンズを使いつつ、200万画素レンズで被写体深度(DOF)情報を収集することで、シングルカメラでは不可能だった描写が可能になったとのこと。会場の実機で試してみたが、なるほど自撮りでも背景が自然な描写でボケてくれた。HUAWEI Mate 10 liteの希望小売価格は42,800円で、12月8日より発売する。

■耐水タブレット、MediaPad M3 Lite 10

HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wpは、10.1インチの耐水タブレット端末。世界的なオーディオブランドである米国ハーマン社のHarman Kardonがサウンドチューニングを施しており、エンタメコンテンツを満足のいく音質で楽しめる。フルセグによる地デジにも対応した。端末はWi-Fiモデルで、希望小売価格は37,800円。28日より先行予約を開始しており、12月8日より発売される。