10月23日には弟分のGoogle Home Miniも発売開始され、さらに10月24日からは賃貸住宅サービス「SUUMO」やグルメ情報サービス「食べログ」「ホットペッパーグルメ」、チラシ情報サービス「トクバイ」など11のコンテンツが新たにGoogle Homeに対応し、話しかけるだけでコンテンツを利用できるようになった。とはいえ、それでも盛り上がりに欠けてないだろうか?
弟分のGoogle Home Miniは、手のひらサイズの小型Google Homeで、販売価格もGoogle Homeの半額以下の6,480円。この価格であるからより気軽に入手ができ、それによってGoogle Homeの普及に拍車が掛かればよいのだが…。利用できるサービスとしてはGoogle Homeとなんら変わらない。スピーカーとして音楽再生する場合に音質で差がつく程度であろう。
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実際に我が家のGoogle Homeも、正直なところそれほど活躍できていない。スケジュールの確認は在宅よりも出先でチェックする機会の方が多く、結局のところスマホのカレンダーで用が足りてしまう。出勤前におよその予定を確認したいということでGoogle Homeにお尋ねするという想定なのだろうが、およそのスケジュールはだいたい頭に入っているものだ。日頃から秘書のいない生活が板に付いているので、自分の予定をわざわざGoogle Home様にお尋ねするのも恐縮なのである。
たとえば有料サービスであるGoogle Play Musicを申し込んでおけば、「OK、Google、PPAPを再生」といえば、ピコ太郎のPPAPのフル楽曲がGoogle Homeから再生される。そもそも筆者はテレビを視聴したり音楽を聴く習慣がなかったのだが、この機能はGoogle Homeを来客に自慢する時に大いに役立っている。
また比較的利用頻度が高いのはニュースの視聴だろうか。「ねえ、Google、ニュースを聞きたい」といえば、NHKラジオで放送された直近のニュースが視聴できる。世の中の最新のトピックを拾うことができ、これで周囲の人たちとの話題において浦島太郎にならずに済む。何より、落ち着いたNHKアナウンサーの美しい日本語による語りかけが心を和ませてくれる。究極のリラクゼーションサウンドか?! しかしその程度の活用だけではGoogle Homeが宝の持ち腐れになりそうなので、使い道をあれこれ試しているものの、なかなか決定打がない。