映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』が15日全国公開。このほど、300kgを超える大熊と、エミール・クストリッツァ監督が演じる主人公・コスタが共演シーンが公開。CGではないことが信じられないような映像が解禁された。 同作は、世界三大映画祭を制したエミール・クストリッツアの9年ぶりの最新作。エミール・クストリッツアは監督・脚本だけでなく出演もつとめ、ヒロインに全世界で大ヒットを記録した『007 スペクター』(15)でボンドガールに抜擢されたモニカ・ベルッチを迎える。戦争が終わらない国を舞台に、運命の出会いを果たしたミルク運びの男と美しい花嫁の壮大な愛の逃避行の物語だ。 エミール・クストリッツァ監督作品のトレードマークと言えるエッセンスの1つが、”CGではなく俳優と同じように演技をする動物たち”。同作でも、主人公・コスタの肩に乗り、ときに音楽に合わせてダンスを行うハヤブサや、共に戦地を駆けるロバ、コスタが出会うミルクを飲む蛇、ガチョウ、ヒツジなど、たくさんの動物たちが、CG無しで見事な演技をみせているが、中でも衝撃的なのは、300kgを超える大熊との共演。今回公開された映像にもその一部が含まれているが、主人公・コスタが口移しで熊にオレンジを分け与えるシーンは、現実のものとは思えない。動物たちとの共演にも注目が集まる『オン・ザ・ミルキー・ロード』は15日全国ロードショー。