20日に行われたボクシングWBA世界ミドル級王座決定戦にて、プロボクサーの村田諒太選手が判定負けとなった件について24日放送の『バイキング』(フジテレビ)で坂上忍がコメントした。 20日の試合でアッサン・エンダム選手に挑戦した村田はエンダムからダウンを奪うなど誰の目から見ても優勢な状況で試合を終えたかに思われたが、結果は1-2の判定負け。これには多くのファンから疑問の声があがり、世界ボクシング協会(WBA)会長も自身のTwitterで「私の採点では村田の勝ち。正しい判定を下せないスポーツに怒りと不満を覚える」とコメントするという異例の事態となった。 そしてこの件について坂上忍からは「ボクシングって命懸けてる競技だと思うんですけどね、こんな判定出たらやってられないわ」と今回の判定は不服であるとコメント。番組ゲストとして登場した元プロボクサーの竹原慎二も「誰が見ても勝ちと思いますね」とボクシング経験のある自身の目から見ても、今回の判定負けには驚きを隠せないでいると語った。 また、今回の件について村田本人はというと「結果は結果」「オリンピックが終わってから努力してきた集大成が今日だった。簡単にもう1回やりますという気持ちにはなれない」と一度は落胆の気持ちだったことを語っていたが、試合後にはエンダム選手の元を訪れていたという。そしてInstagramに「素晴らしい経験をさせてくれてありがとう。昨日は敵だったけど今日は友だね」という言葉と共にエンダム選手とのツーショット写真を掲載するという、とても爽やかな対応を見せたという。 これに坂上は「潔すぎるんじゃないの?」と若干納得がいかないといった様子でコメントするも「非の打ち所がありませんよ……」と村田の対応を称賛。竹原からは「(自分だったら)『勝ってただろ!』ぐらいは言うと思いますね」と語りつつも村田の対応には「大人ですよね」と感心する様子を見せた。