理経は20日、事態対処用救急救命キット「TIFAK(タイファック)」の販売について、一般社団法人TACMEDA(タックメダ)協議会を販売代理店として同日より販売開始することを発表した。 事態対処用救急キット「TIFAK(タイファック)」はThin Individual First Aid Kitの略称で、テロなどで致命的外傷を負った場合においても、初期の応急処置を適切に行うことで生存率を高めるものとなっている。 NATO弾30発弾倉とほぼ同サイズで、自衛隊で採用されるマガジンポーチにも収容できる小型軽量サイズを特徴としている。使用する順番で真空パッケージ化されており、緊縛止血帯や血液凝固促進剤ガーゼ、シートベルト切断や被覆断裁に使えるエマージェンシーツール、アイシールド、救急テープ、油性ペン、負傷者の優先度を表示する記録カードなどで構成されている。 販売先としては自衛隊や警察、海上保安庁、消防などの官公庁関連をはじめとして、警備会社、医療関係者、海外赴任者のいる企業および大使館などが想定されている。 使用方法などのテキストが付属し、価格は25,000円。別途有料でトレーニングサービスが提供される。