本日開催された記者会見には、アンカー・ジャパンの社長である井戸義経氏が登壇。井戸氏は新家電ブランドの設立について「13年に事業を開始したが、アンカーはモノを作るためにブランドを運営しているのではなく、ユーザーが活動的になれるようあらゆる方向からサポートするブランド。すぐれた品質と安心、求めやすい価格をさまざまな周辺機器に広げていくことがアンカーのモットー」であるとした。 Ankerブランドではこれまでに1,500万台のモバイルバッテリーを販売。商品流通の中間マージンをカットし、大規模な販売展開によるスケールメリットを活かすことで、ユーザーに良い商品を低価格で届けてきたと井戸氏は自負を語る。「品質を犠牲にせず、満足いただける製品を届けてきた」と胸を張る井戸氏。Ankerとして2015年は3億ドルの成績を残し、さらに2016年には5億ドルの売上高を見込む。新製品の投入、各地域のパートナー連携の強化によりこれを実現したいと語った。 新ブランドのeufyについては、日本法人が2013年に設立されてからユーザーの声に絶えず耳を傾けながら製品をつくってきたという。「お客様の声に合わせて、製品ロードマップや事業構造も柔軟に変化させてきた。これまでのアンカーはモバイルライフをサポートする製品群を提案してきたが、eufyは家庭での快適な生活をサポートするためのブランド。製品カテゴリーは『クリーニング』『ライティング』『環境改善』の3領域だ」と、3つのセグメントに力を傾けていくとした。 井戸氏はまた「今後のeufyの製品はスタンドアロンの家電であるだけでなく、その先のスマートホームの領域を視野に入れていく」とコメント。アマゾンのAIインターフェースであるAlexaとの連携や、スマホアプリで操作できる製品の展開についても積極的に推し進めていく考えを述べた。言及した。あれくさ以外にも連携を視野。 なお今後eufyのブランドは日本だけでなく米国をはじめ先進各国にも展開を予定する。モバイルバッテリーやワイヤレススピーカーなどは既存のAnkerブランドの商品とのすみ分けも図る。