鍵の締め忘れチェックから家電の操作まで外出先からできる。そんな最先端の暮らしを体験できるのが「インテリジェントホーム」のサービスだ。 「ケーブル・アワード2016 第9回ベストプロモーション大賞」ではイッツ・コミュニケーションズ(グッドプラクティス部門)の「見て、触れて、感じるプロモーション~みらいの暮らし体験イベント~」が受賞作品のひとつに選ばれた。 イッツ・コミュニケーションズは、スマートフォンやタブレット端末等のアプリを活用したスマートロックをはじめ、暮らしを支える最先端技術を取り入れた「インテリジェントホーム」サービスを昨年2月から開始。プロモーションとして、「イッツコムハウス」を設置して体験イベントを行った。 同社の八山拓也氏は「インテリジェントホームのサービスが、口頭で説明するだけではなかなかご理解いただきづらいサービスということで、イベント自体の中に“イッツコムハウス”というものを作りました。見て触れて感じて、のタイトル通り、今回お客様目線でイベントをやれたらと考えた」と今回のプロモーションについて説明する。 家の模型にスマートロックや家電コントローラーがついており、一連の操作ができるインテリジェントホームの世界を「イッツコムハウス」の中で体験できる。 「スマートロックの一番身近な活用シチュエーションとして、みなさん家を出た後に『あれ?鍵かけたっけ?』って思うことがあると思うんです。インテリジェントホームは鍵をかけた途端に家電コントローラーなどが同時に反応。電気やエアコンは消え、(侵入者などを検知する)センサーやカメラが稼働する。 また、お客様によってそれぞれに使い方があると思います。例えば子どもや高齢者の見守りだったり、今はペット需要もとても多いのでペットの見守り。そこに家電コントローラーが絡んできて、温度湿度センサーがついているので、温度なども外出中に管理できる」と個々の使い方に合わせることが可能だ。 昨年2月からすでにサービスは開始されているが、デバイスは増えていっているという。「今後さまざまな不動産企業と連携していきたい」と語った。 一般の読者投票によって選ばれたことについて「模型やモデルハウスをコンパクトな状態で作っているのが分かりやすかったのではないか。審査員の方々から選んでいただけるのも大変嬉しいことだが、一般の方に『これ、いいかも』と思っていただける、それが僕らの“お客様目線と接点の強化”というところに繋がると考えているので、非常に嬉しいです」と喜びの言葉を口にした。 東京国際フォーラムで29日まで開催している「ケーブル技術ショー2016」で「イッツコムハウス」を展示。遠隔操作やワンタッチで鍵の施錠、解錠ができるスマートロックの体験など、「インテリジェントホーム」サービスが実際に体験できる。