ついに発売となった「iPhone 7」。本稿では旧機種のiPhone 6sと一部比較も交えながらアップルの最新スマートフォンの実力を検証しよう。 今回はiPhone 7の特徴について、アップルが9月7日に開催した新製品発表会で上級副社長のフィル・シラー氏が新モデルの進化点として取り上げた部分を重点的にチェックしてみた。なお同日には5.5インチの「iPhone 7 Plus」が発売されていることは多くの方がご存知だと思うが、同機のレビューはまた機会を改めてお届けしたい。■細かなところをチューンアップしたデザイン。ポイントは「ジェットブラックを選ぶかどうか」 本体には4.7インチのディスプレイを搭載。質量はiPhone 6sより7の方が5gほど軽くなっているが、手に持ってその差が明らかにわかるほどではない。ケースを付けてしまえば大差は感じないだろう。 背面を見るとアンテナの感度を確保するために横一文字に入っていた樹脂製のラインがなくなっている。バックパネルがすっきりとした。今回は人気のジェットブラックを借りてチェックしているが、こちらのモデルは背面と側面、アンテナ線の樹脂パーツまでが“真っ黒”なので、それぞれのギャップがさらに判別しづらい。良い意味で一体感のあるデザインだ。ゴールドやシルバーなど明るい色のモデルをチェックすると、背面のエッジに沿って樹脂のパーツが配置し直されているのがわかる。横一線のアンテナとどちらが好みに感じるかは意見が分かれるかもしれない。 フロントガラスは2.5Dの滑らかな曲線を設けて、側面、バックパネルへとシームレスにつながる。ジェットブラックはディスプレイを消灯すると、正面からの姿がまさしく真っ黒になる。対して、6sのスペースグレイは、ブラックのベゼルのサイドに本体のフレームの色がわずかにチラリと見える。2台を横に並べてみると、皮肉にも一体感のあるデザインに仕上げた7のジェットブラックの方が、目の錯覚によりやや横広になったように見えるみたいで、筆者がiPhone 7を自宅に持ち帰ってiPhone 6sを並べて家人に見せびらかしていたところ、「へえ、iPhone 7は横幅が広がったんだ」と疑惑が持ち上がり、サイズは変わっていないことを説得するのに一苦労した。 ジェットブラックのiPhone 7は、精密な9段階の酸化被膜処理と研磨加工による、いわゆるピアノブラック仕上げを採用した独特の艶感が魅力だ。反面、予想していたことだが、指紋が付着すると目立つ。短いハンドリング期間のため実験できていないが、使い続けると細かいキズが目立ってくるかもしれない。できればケースを付けて使うのがベターだが、このセクシーなブラックの魅力は存分にアピールしたいだけに悩ましい。
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