■カメラ機能は大幅向上。ただ、出っ張りが……。 カメラについては、その性能を比較する前に背面の“出っ張り”についてのコメントを避けて通るわけに行かないだろう。筆者もiPhone 6、iPhone 6sの頃は超然たる立場でこの出っ張りを気にもとめないようにしてきたが、さすがにiPhone 7のこれは甘受しがたい。パッと見でもだいぶ目立つ。レンズの周囲、背面パネルのメタルごとグンと盛り上がってしまった。平たいテーブルの上に置いてみると、カメラの部分をピークにして明らかなギャップが生まれる。iPhoneにはケースを付けないネイキッドスタイル派の方々にとってはストレスを感じてしまうかもしれない。 iPhone 7に搭載された最新の「A10Fusion」チップの性能により、カメラプリの起動や写真が撮れるまでのプロセスがより小気味良くなったように感じる。メインのiSightカメラはイメージセンサーの画素数は12MPとiPhone 6sから変わらないが、レンズの回口率がF2.2からF1.8に向上してより明るい画像がキャプチャーできるようになった。光学式手ブレ補正も4.7インチのiPhoneに初めて搭載されている。 試しに野菜を撮影してみたが、見比べてみると、iPhone 7で撮影した画像の方が野菜のフチに当たる光の艶めきが豊かで、発色もより鮮やかに出る。壁面の細かな凹凸のコントラスト感も、iPhone 7の方がディティールを再現できるので立体感とリアリティが際立つ。■セルフィーがきれいに撮れるFaceTime HDカメラ 一方、iPhoneのインカメラであるFaceTime HDカメラはスペック自体が大きく向上している。こちらはシンプルにセンサーの解像度が5MPから7MPに伸びているので、ディティールの精彩感が緻密になり、空気感が伝わりやすい。色合いも一段とナチュラルに表現できるようだ。さらにインカメの側にも自動手ブレ補正が搭載されたので、自分撮りの際にiPhoneを持つ手がぷるぷると振えて細かい手ブレが写真を台無しにする経験も減りそうだ。インカメでLive Photosも撮れるようになったので、写真の表現幅も広がる。 カメラに関わるところでは、おそらくiPhone 7からよりパワフルなステレオスピーカーが内蔵されたためか、シャッター音が大きくなってしまった。公共マナーのことを考えればシャッター音は必要だが、あまりシャッター音が大きすぎると写真を撮ること自体に気後れしてしまう。もう少しボリュームを下げることも検討して欲しい。
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